hide Seva [C-Aid] (1998)

【放送データ】
  • 放送日:1998年12月頃
  • 番組名:hide Seva hideの愛が届け CHILDREN AID LIVE
  • 出演者:西田ひかる(ナビゲータ)、その他ライヴ出演者
  • 放送内容:1998年11月27日に横浜アリーナで行われたライヴを、出演者へのインタビューやhideの過去映像などをはさみながら放送されたもののようです。正確な放送日などはWebで検索しても分かりませんでした。
     西田ひかるのナレーションは割愛しています。

[西田ナレーション]

ライヴ:ROCKET DIVE
G:KIYOSHI、G:KAZ、B:CHIROLYN、Dr:JOE、Key:D.I.E.、Per:I.N.A.、Vo:hide

[西田ナレーション+骨髄バンク登録時のhide記者会見]

ライヴ:ever free
G:KIYOSHI、G:KAZ、B:CHIROLYN、Dr:JOE、Key:D.I.E.、Per:I.N.A.、Vo:hide、G:Pata

hideのステージパフォーマンス

Pata:あいつはいろんなことやりたい、あれやりたい、これやりたいっていうタイプ。俺は別にギターアンプがあればいいよっていう(笑)感じだったんで。なんか、あとは一緒になんか、なんだろうな、ソロコーナーみたいなの一緒にやるときに、こういう今回鳥かごがあるんだけどさ、入ってくんない?とか(笑)。そういう、何、こういうのちょっと高いとこいくんだけど大丈夫かな、とか、そういう相談というかなんというか、アレはありましたけど。
 一生懸命なんかそういう、派手なこと考えるのは好きでしたね、彼は。

[DOUBT (ミュージックステーション)]

Pata:今日墨汁降るんだっていう噂を聞いて、マジかよ!とか言ってたんですけど。最初はまあそんなに大したことないんだろうと。まあ少し黒くなるからどうのこうのつって言ってたんですけど。本当にすごい目にあいましたけどね。全身まさに刺青でしたけど(笑)。
 うん、単純にカッコいいなと思いましたけど。まあ俺とは違うけど、それはそれで、あいつはあいつでやっぱああいうの凄くカッコいいなとは思いますね。そういうとこで一緒に歌ってるっていうのは結構楽しかったし・・・実際あんときは楽しくなかったですけどね(笑)。テメーコノヤローと思ってましたけど。まあのど元過ぎてしまえば。いい思い出です(笑)っていう。

[TV出演時映像]
(DICE〜Hi-Ho〜ROCKET DIVE)

[BreakOut hide出演時の映像]

Q.カッコいいライブ衣装はどこで見つけたらいいんですか?

hide:ステージ用のことかな。たぶんステージ用のこと言ってるんですよね。

東海林のり子:うん。

hide:ステージ用はでもよくあのXとか、僕が入る前のXとかっていうのは割とガンダムみてぇな衣装着てたんですよ。

古川恵実子(?):(笑)

hide:あの、ここ(肩)になぜかパイプとかついてたりとか。そういう人たち・・・みんなでも、自分で作ってましたよ。

東海林:えぇー!

hide:なんか、あのガラスの破片とか、あの冷蔵庫の後ろにパイプとかほら、ついてんじゃないですか。

東海林:ええ。

hide:ああいうパイプ持ってきてつけたりとか。

東海林:はぁー。なるほどねー。

hide:リストバンドとかもなんか。みんな・・・僕も自分で作ってましたしね。

東海林:あぁー、そうですか。

hide:(笑)だからね、ツアーとかに出ると破れるんですよ。いっぱいね。

東海林:ええ。

hide:でみんなだからこうやって(手縫いで)やってますよ。

(笑)

東海林:へぇー!

Q.ライブの演奏中、もしもギターや機材が壊れてしまったら、どう対処すればいいの?

東海林:たとえばまあ、hideさんみたいなメジャーな人の場合は、ローディーさんとかすぐこうかけつけるんですけど、インディーズの場合はもう一人でやってるじゃないですか。

hide:はい。

東海林:hideさんもかつてはそんなことありました?

hide:いやもうガンガンありましたよね。

東海林:ガンガン。

hide:ええ。結構対バンとか、インディーズの時とかあるじゃないですか。その分だから、良い対バンだったらギタリストがポンと貸してくれたり。その人格も問われたりしますよね。やな奴だったら誰もなんかこう、「ふふーんざまぁ見やがれ」とか・・・

(笑)

hide:って思われがちですよね(笑)

東海林:音楽もやっぱり人格が必要なんだ。

hide:結構ありますね。だからそう、その外面は結構、FUCK!とかやっててもいいんですよ、ステージ上では。だけどやっぱり楽屋入ったら、「よろしくお願いします!」あとは先輩方にもやっぱりちゃんとあいさつをしてですね。

東海林:しゃーす!

hide:勉強さしていただきますと。挨拶をしてですね。

東海林:今日は勉強さしていただきます!

よくある!ギタートラブルとは!!

古川:ギターのトラブルで考えられること、なんかありますか?

hide:そうですね、あのー・・・私がまだインディーズだったころっていうのはそんなに普及してなかったんですけども、この(ギター)コードレス。コードレスのトラブルってのはすごい多くて。

東海林:ええ。

hide:あの僕、よくあったパターンだと、こうやってガーッやってるじゃないですか。ジャッ、ブレイクするじゃないですか、こうやって。

東海林:カッコイイ〜!

hide:ブレイクして、曲中でブレイクしたら、「はい6号車〜6号車〜」ってあの、タクシーの無線が入ってくる。

(笑)

hide:それほんとあるんですよ(笑)。

東海林:へぇー!そんな・・・

hide:結構間抜けにラジオが入ってきたりとか。

東海林:そういうときは消せない?

hide:それはもう、どうしようもないんで。

東海林:どうしようもない。

hide:それもう、結構シャレでみんなに笑ってもらうしかないんですね。

東海林:はぁー。そうー。

hide:どうしようもないですけどね。

hide:でトラブル・・・トラブルシューティング、先ほども言いましたけども、なるべく多くインディーズのうちに経験しとくっていうのがすごい大事なことだと思います。

東海林:なるほど。

インディーズバンドへのメッセージ

hide:マニュアルのないところになんかこう、探して、あっここが空いてる!っていうとこでやってるとこがすごい楽しかった気がするんですよ。でもなんかこう、だからみなさんもインディーズの方も、そういう感じでやっていくと、結構なんか人より抜きんでるってことができるんじゃないでしょうか。
 だからあの、前に道のあることをなぞっても、なんかONE AND ONLYにはなれないということをやっぱり・・・

hideからのメッセージ

J:ライヴハウスで一生懸命やってたときに僕らを見つけてくれた。でそのころから、自分の弟のようにかわいがってくれた。やっぱり彼に会わなければ今の僕たちは、やっぱり形が変わっていたと思うし。
 すぐアドバイスをくれたりとか、ただ彼のすごいところは、それは単純に、アドバイスでしかないんですよ。それが絶対だとは彼は本当に言わなくて。で僕らにもその、考える余地・・・俺だったらこうするけどとか、俺だったらああするなあとか・・・なんか、そういうアドバイスっていうか、してくれたのをすごい覚えてますね。

同じギタリストとしてのhide

SUGIZO:お互いがねお互いを、一ギタリストとしてあんまり見てなかったような気もしますね。あんまりそういう話したことないっす本当に。もともとはギター弾きなんですけど、それって自分の一番得意な一つの方法、にしかすぎないんですよね。最終的にはギターを使っていい歌書きたかったり、面白い音作りたかったり、何か訴えかけたかったりする、その一つの方法がギターで。だから歌も歌うし、音楽以外のアプローチを使って、自分でなんか試してみるし。そういうなんか、ものを作る、面白いことをやろうよっていう、そのなんか根本的な姿勢が似てたんじゃないかな。
 すげぇ勉強するしね。あの人ね。自分じゃあさ、俺は好きなことやってるだけだよアハハ、って言ってたけど、外ではそう言ってたけどね。俺なんか見ると、めっちゃめちゃ勉強家だったよね。まあそれを勉強だと思ってやってないんだけどもちろん、やってなかったと思うんだけど、好きなことに関しては異常に情熱を・・・使える人で。俺は弟分としてもちろん尊敬してたし、憧れでもあったし、何よりも男としてすごく惚れてたから。

「hide Seva」への参加にあたって

J:やっぱり僕らも、彼にその、すごいあったかさっていうか、愛をくれたような気がするんですよ。今回のイベントの趣旨とか、100%理解できてるかどうかはやっぱり分からないですけど。僕なりに、僕たちなりにhide兄に対しての恩返しっていうか。僕たちなりの本当に、何か力を僕たちが貸せるんであれば、どんな時間がなくても、どんなにそれがハードだったとしても、そんなことは全然関係ないんで。やりました。

ライヴ:PINK SPIDER
G:KIYOSHI、G:KAZ、B:CHIROLYN、Dr:JOE、Key:D.I.E.、Per:I.N.A.、Vo:hide、G:Pata、G:SUGIZO、B:J

hideの音楽への取り組み方

I.N.A.:あのー、X JAPANのときは大文字でHIDEって書いてあったんですよね。で、hide with Spread Beaverのときは小文字なんですけど、やっぱり自分の中でも分けていたみたいだし。X JAPANにいるときは一ギタリストとしての演出。hide with Spread Beaverのときは自分がフロントマンに立ってのボーカリスト、みたいな。気持ちを分けてたみたいですね。
 好きなことをね、職業にしているっていうところでね、好きなことだから好きなことだけやってればいいのではなくて、ちゃんとその責任も感じて、本当に。例えば曲を作るときでも、何回も同じ試みをね、アレンジにしても作っては壊し、作っては壊しと。チャレンジ精神ていうか、ものすごくありましたね。

ソロボーカリストとしてのhide(BreakOut?)

hide:自分の声を聴く前にまず曲を作って・・・作って自分が実際に歌って、録ったものを聴いたら、こんなものお金取れるもんじゃないとかって言って。それからもうなんかあの、柔道の打ち込みみたいにもう、とにかく歌ってとにかく歌ってってもう、何千回となく何万回となく、おんなじワンフレーズをずーっと歌ってる日々が、部屋で。それを録っちゃ聴き録っちゃ聴きって日々が続いたうちには、ああこれならなんとか、っていうものが自分でできたなって思って発表したんですけど、今から考えてみると単に耳慣れただけだったんじゃねぇかなって思うんですけど。

hideから教えられたこと・・・

I.N.A.:自分を応援してくれるファンの人への気持ちとかね、音楽を作っていくときの姿勢、それをすごく学びましたね。僕は今度hide君から受け取ったものをね、また誰かに伝えていければいいなって思ってるんですけど。

ライヴ:DICE
G:KIYOSHI、G:KAZ、B:CHIROLYN、Dr:JOE、Key:D.I.E.、Per:I.N.A.、Vo:hide、G:Pata

<CM>

hideの優しさ・・・

heath:そうですね、僕が会ったのがもう、9年か10年くらい前になるんですけど。初めはね、やっぱり・・・なんていうのかな、怖い人かなっていうのは(笑)あったんですけど、しゃべってると、人一倍気を遣うところとかあったり、すごく根が優しいというか。自分が多少犠牲になってもっていう。初めて人っていう人に・・・まあ男っていう人に会ったような気がしたんですね。
 普通あの、相談とかされても、やっぱりどうしても他人事だったりするんで(笑)、適当に答えて、その場だけでね、終わってしまうんですけど、次の日まだ電話とかくれて。どうだ、大丈夫か?みたいなことを言ってくれたり。そういうところの人柄が、あれだけ、なんていうかな、hideさんについて行こうっていう、思うバンドマンがすごくたくさんいたっていうところにもつながってるんだと思います。

ライヴ:POSE
G:KIYOSHI、G:KAZ、Dr:JOE、Key:D.I.E.、Per:I.N.A.、Vo:CHIROLYN、G:Pata、B:heath

<CM>

[西田ナレーション+骨髄バンク登録時のhide記者会見]

ライヴ:Beauty&Stupid
G:KIYOSHI、G:KAZ、B:CHIROLYN、Dr:JOE、Key:D.I.E.、Per:I.N.A.、G:Pata、Vo:Kyo

<CM>

「ZEPPET STORE」について・・・(BreakOut?)

hide:ZEPPET STOREっていうバンドのインディーズ盤のレコードを聴いて、なんかあまりにも世の中に広まってなかったから、えっそれは変だ、っていうことになって、彼らのインディーズのレーベルを最初作ろうっていう話になったから、そのためにLEMONedっていう名前を作ったんですけど。
 僕は去年ぐらいはそのZEPPET STOREのインディーズ盤のばっかり聞いてたから。もう何に影響されたというよりもう染み付いてしまったから、たぶん自然に影響はされてるんだと思うぐらい聞いてたので。

hideとの出会い

木村:もう初めて会った瞬間に、居酒屋にいたのかな、打ち上げで。それでまあ、いきなりおなかすいてない?飲む?とか言って、ビールがーっとついでくれたりとか。

めちゃめちゃ気を使ってくれたり・・・

木村:そうそう、こっちは緊張してるじゃないですか。それをいい気をほぐしてくれて、でそれからはもうZEPPET談義で。もうずーっとね、1時間2時間、俺たちの話を(笑)、俺たち以上にですね、詳しく話をしてくれて。
 空から舞い降りて来た天使のメロディーとかね、素晴らしい言葉をいただきまして(笑)。いやーそんなのね、人に言われちゃったら、それ以上の言葉はないでしょうっていうぐらい嬉しい言葉をもらって。
 とにかく俺たちが作る曲をずーっと待っててくれて、すごい一番最初に聞きたがって。で聴けば必ずありがとうって言ってくれる。なんか、もうありがとうを聞かせるように・・・聞きたいがためになんか一生懸命俺たちも頑張ってるっていう、そういうすごくいい関係だったんですよ。
 今回のC-Aidでも歌いました「FLAME」っていう曲が、僕たちバンドの中ではすごく印象、っていうか思い出深くって。それはZEPPET STOREに出会ってこの曲が生まれたっていうふうに言ってくれたので、それ聞いたときにやっぱり、ああ、本当にちゃんと刺激が、お互いし合ってんだなあっていうふうに思えたし、あれをC-Aidで歌えたことが、すごく光栄に思ってますね。

ライヴ:FLAME
G:KIYOSHI、G:KAZ、B:CHIROLYN、Dr:JOE、Key:D.I.E.、Per:I.N.A.、G:Pata、Vo:木村世治

hideから教えられたこと・・・

TERU:やっぱりこうステージの上でのこう、なんていうんですかね、よく言うとこう・・・うーん・・・自分がこう見せたい、どう思われたいかっていうのをすごく知ってる人だと思うんですけども。
 ステージ上の自分はこうなんだっていうのを、確固たるものを持ってて。たまーに、hideさんを知らない人だったら、えーこんなことも話すんだみたいな、そんななんかキャラクターを持ってる人だったんで。そういうなんか、自分も見た目はこうやってクールそうに見えるけども、実際ステージに立つとこんなに面白いんだとか、あとなんかこう、自分の性格とか、そういうものをステージの上では思いっきり出せるような人間になれたのも、きっとそのステージを見たからだと思うんですけどもね。

hideとの想い出

TERU:一番こう話をしたのはやっぱり、初めてhideさんのライヴを見に行ったときに、打ち上げでこう話していく中で、TERUお前はいいよな、歌がうまくてさ、っていうことを言われたのがすごく印象深くて。
 で、hideさんもうまいじゃないですか、って言ったら、俺なんか全然だめだよ、って言ってた、思い出があります。やっぱりすごくこう、hideさん自体はいろんな友達を巻き込んで、で本当にこう楽しさを求めてやってた人なんで、なんかそういうところで俺もこんなふうに楽しくできたらなとか。hideさんのようにこうやって友達たくさん作って、いっしょにこうライヴできたらなとか、なんかうらやましい目で見てた記憶があります。

<CM>

ライヴ:TELL ME
G:KIYOSHI、G:KAZ、B:CHIROLYN、Dr:JOE、Key:D.I.E.、Per:I.N.A.、G:Pata、Vo:TERU

<楽屋風景>

<CM>

ライヴ:HURRY GO ROUND
ステージにはここまでの出演者が全員参加、Vo:CHIROLYN、G:SUGIZO、Ba:heath。
TAKUROもステージに登場。

ー終わりー