2012/07/28 - THE ALFEE

 前回のブリトラのレポが遅れたのでこちらも遅れてしまいましたが、先日ALFEE@さいたまSAに行ってきました。

 3年ぶりの夏イベントということでしたが、これまで2万人×2daysくらいがデフォだったところに1万人強の1日のみ。それでいてヤフオクは半値以下の暴落でした。こう露骨に数字が出ると悲しくなりますね。



 今回のライブはファンからのリクエストをもとにセットリストを組んだということで、さすが何十年ものキャリアを持つALFEEのファン、クソマニアックなセットリストになっており、ぼくみたいな素人は涙目だったと思います。リクエストライブにすると定番曲だらけのライブになってしまう恐れもある中、これだけマイナーな曲を揃えられ、しかもきちんと演奏しちゃうところはさすがです。

 「鋼鉄の巨人」「ジェネレーション・ダイナマイト」といったHM/HRから「挽歌」のようなフォークソング、果てはさすがに歌いだしで歓声が起こったALFEE唯一の演歌「さすらい酒」まで、音楽性の幅広さを見せ付けられました。これだけいろんなジャンルの曲を持つバンドは日本中探してもいないと思います。動員やヒット曲は日本トップではありませんが、キャリアと実力に裏打ちされたこの安定感は他のバンドには決してないものだと思います。

 あとはアンコールで披露された「Musician」ですね。坂崎ボーカルのリクエスト1位ということでしたが、歌詞もメロディも心に響く上、坂崎さんのアコギが堪能できる名曲だと思います。アコギといえば「シュプレヒコールに耳を塞いで」が個人的には大好きなんですが、この曲もこうやって生で聞くと感動します。

 そして、演出面ではLEDによる立体の演出が秀逸でした。ステージ天井から長方形にたくさんLEDを並べて吊り、ひとつひとつのLEDの色を変えながら上下させることで、まるで立体のビジョンがあるかのような錯覚を受けました。この演出は初めて見ましたが、非常にすばらしかったと思います。

 さらに室内会場であるにもかかわらずアンコールでは夏イベ恒例の花火を打ち上げました。東京ドームのように天井が高い会場ではときどきありますが、アリーナ会場なんて天井の高さはたかがしれているわけで、よく許可が下りたなという気もします。しかしこれはこれできれいでした。そのあとのダブルアンコール待ちでは会場中に火薬のにおいが充満していましたが・・・。



 しかし、さいたまという都心から離れた会場で3時間半越えの長いライブは帰りがきついです。すべて終わったのは9時半ごろだったと思います。ただでさえALFEEのライブは長いので、休日なら6時開演はやめてほしいです・・・。

 本日のセットリストはこちらです。