2013/1/19 - aiko

 こんばんわ中の人です。LUNA SEAはいちおう全パターン見てしまったのでどうしようか迷っていたところ、aiko@横アリが投げ売りされていたのでそっちに行ってきました。

 久しぶりのaikoでしたが、やっぱり楽しいですね。アルバムは例によって流し聴きだったので曲はあまりよくわかりませんでしたが、それでも楽しめることは間違いありません。


 まず今回一番のトピックスだと思ったのは演出です。ステージのバックドロップ全体にわたる巨大ビジョンと左右のビジョンをうまく使っていたと思います。中央の巨大ビジョンと左右のビジョンに同じ映像を映すこともあれば違うアングルからのaikoを映したりもするというのはあまり見ません。考えてみればバンドのライブではメンバーそれぞれをビジョンに映せるのですから、同時に違う映像を流すことは当然可能なんでしょうが、ソロ歌手で別アングルから撮った映像を流すという発想は意表を突かれました。

 ほかにはベタですがステージ後方全体にLEDを配した星空の演出や、ビジョンの映像に雨を合成して雨の中で歌っているかのように見せてみたり、センターステージ上方には以前ALFEEで見たのと同じようにLEDを釣って三次元の演出を見せるなど、本当にどこを見ればいいかわからない見事な演出でした。

 そういえば、今回は以前UVERworldがさいたまで使ってニュースになっていたザイロバンド(客に配ったリストバンドの発光タイミングをソフトウェア制御する演出アイテム)が使われました。たしかにきれいはきれいだと思いましたが、動きが一定でないので思ったほどの感動はありませんでした。横アリでは狭すぎるのかもしれませんね。東京ドームクラスならまた違った印象を受けるかもしれません。また、ところどころにサイリウムを使っている客がいたのも残念なところでした。一人でもこれをやられるとものすごく目立つので台無しです。


 そしてもう一つのトピックスはMCの秀逸さです。aikoの客いじりは天下一品ですよね。客からの声援にひとつひとつ反応しつつ、スルーすべきものはさらっと流し、ポイントだけ拾ってうまく自分のMCにつなぐ技術はほかの歌手には真似できないと思います。

 年末のMステスーパーライブのときに楽屋のホテルで待ってたという客が興奮しながら話しかけたときも、さわりだけうまく拾ってそのときの話につなげ、興奮した客がそのときのことを大声で叫んでもMCのじゃまになる部分は一切無視。それでも話の途中でその客に同意を求めたりするなど、完全に無視するわけではなく、客も気持ちよくさせつつMCもオチまで完璧に持って行ったところは感動すら覚えました。


 あと個人的に一番楽しみだったのは、aikoのライブでは毎回恒例になっている、メンバーにお題を出して即興でその曲を演奏させるメンバー紹介コーナーです。今回のお題は「おめでたい曲」ということでわりと簡単(?)なテーマだったせいかサクサク進みましたね。これを見るためだけに複数公演見てもいいと思わされる秀逸なコーナーだと思います。今後もこれは絶対やめないでほしいです。

 そういえば、ギタリストの弥吉さんて椎名林檎の元ダンナの人ですよね。顔は知りませんが、ギタリストでこんな珍しい名前の同姓同名がいるとは思えないので間違いないと思います。この人かー、って思いました。だからどうということはないんですけどね。


 そんなところです。LUNA SEAのセットリストを後で見たら先週見た日曜日と同じくBEGINNING ERAだったのでまあaikoで良かったのかなと思いました。

 今日のセットリストはこちらです。