2013/2/1 - DIR EN GREY

 こんにちわ中の人です。DIR EN GREY@コーストに行ってきました。

 いやあ、今日のライブはよかったです。古い曲やればいいってもんじゃないですが、今日は古めの曲連射による客席の盛り上がりが半端なく、ああそういえば昔はこんな感じだったような気がするなあと思いました。昔といっても2005年以降ですが。大昔の、たとえば「GARDEN」「-I'll-」「MASK」「Ash」「蒼い月」なんかだとまた話が違うんでしょうが、まあもう二度とやらないでしょうね。やるとしても全然違う曲にリメイクされるでしょう。

 さてライブですが、そういえば前からそうだったと気づきましたが、スポットライトを一切当てないんですね。後ろか横からしかライトが当たらないので、ステージ上が暗いだけでなく、メンバーの表情がまったくわかりません。かろうじてShinyaだけはステージの奥にいるので、横からライトが当たれば顔はわかりますが、ほかの4人はどんな顔だったかもはや思い出せません。アンコールでフロア側の照明もついて全体が明るくなり、そこで初めて顔がはっきりわかったという有様でした。

 中身について言うと、今日の最大の山場は本編ラストの「THE IIID EMPIRE」「冷血なりせば」「残」の3連発だったと思います。ここまで会場が盛り上がったのにダイバーが出ないということは、みんな偉いなあと思う反面寂しくもありました。ダイブはあるべきだとまではいいませんが、一度事故が起きたら全面禁止という日本的体質はどうかなあという気がしてしまいます。蒟蒻畑みたいな。

 アンコールも「C」「Machiavellism」と、ここんとこ聴かない曲がプレイされました。「Machiavellism」なんて、あっ懐かしい曲だ、というのはその場で分かったのですが、帰ってセットリスト調べるまでタイトルが出てきませんでした。



 終わったあとの京は実にご機嫌でした。ニコニコして客席に水をふりまき、最前の客にハイタッチするなんてなかなか見られない光景です。DIRのファンやってると極度のツンデレ萌えになってしまいますね。

 ところで、いつもなら演者のファッションなんてそこまで気にしないのですが、今日は1階後方の段差の前方が取れたこともあってわりとよく見えたんですが、京のあの髪型はなんなんですかね。以前から変な髪型にすることは時々ありましたが、どうみてもかりあげクンでした。

 いつもの「おとこー!お゛どごー!おんなー!お゛ん゛な゛ー!」の煽りだけでなく、「コーストちゃーん!」という謎の煽りも飛び出しました。ここんところこの不思議な「(会場)ちゃーん!」という煽りを取り入れているようですね。変なの。


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  v∠二__  ` ヽ
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  と゚ ゚   レV.V.V   |  コーストちゃ〜ん!
  (__,,_   9∴ノ  <  いけるかーー!!
    ゝ、_`  __ソ    |
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 本編中盤では黒い布をかぶったまま歌い続け、布をかぶせられてもがく犬みたいな動きをしてみたり、「INWARD SCREAM」(昔のお経)ではBGに和太鼓、笙、鐘を取り入れてみたり、さっきの黒い布を全身にかぶってお立ち台の上でもがくのでどう見ても黒い芋虫にしか見えなかったりと、なんかいろいろ面白かったです。笑うところではないんですが、一歩引いてみるとこれ凄く面白いですよ。

 あと、Toshiyaの上半身タキシード、下半身スカートにハイソックスというわけのわからないスタイルも気になりました。Toshiyaのステージ衣装は、毎度のことながら本当になんだかわかりません。

 でもまあ、全体としては非常によかったです。ここ数年のDIRライヴの中では一番楽しかったかもしれません。これだけいろいろ書いた後ではまったく説得力がありませんが。

 セットリストはこちらです。