2013/4/15 - DIR EN GREYのセットリストが(ある意味)豪華な件
DIR EN GREYのツアーが始まりました。
DIRは昔からちょいちょい過去曲のリメイクをしてきていますが、先日出た「THE UNRAVELING」は表題曲の「Unraveling」以外の6曲が全てリメイク(限定盤はさらに「MACABRE」リメイクも収録)という、実に
手抜き過去からの進化を表現した素敵なアルバムになっています。
このサイトでは
DIR EN GREYのセットリストをまとめているんですが、そこでは収録アルバム別に色分けして、いつごろの時期の曲をやっているかぱっと見で分かるようにしています。
どの色がどのアルバムなのかは上のリンクから飛んでいただければ書いてありますが、簡単に言って赤いほど古く、青いほど新しい曲になっています。このルールで今回のツアーの初日(TOKYO DOME CITY HALL公演)のセットリストを書いてみると、もちろん真っ青になるわけですが、あえてリメイク前の時期で表現したものを並べてみると下のようになります。
<リメイク時期で色分け>
SE. | 狂骨の鳴り |
01. | 業 |
02. | DIFFERENT SENSE |
03. | 獣慾 |
04. | 輪郭 |
05. | Unknown.Despair.a Lost |
06. | Bottom of the death valley |
07. | THE BLOSSOMING BEELZEBUB |
08. | 蜜と唾 |
09. | CONCEIVED SORROW |
10. | かすみ |
11. | Unraveling |
12. | 霧と繭 |
13. | AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS |
14. | 冷血なりせば |
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E1. | 暁 |
E2. | 激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇 |
E3. | 残 |
E4. | THE FINAL |
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<オリジナル時期で色分け>
SE. | 狂骨の鳴り |
01. | 業 |
02. | DIFFERENT SENSE |
03. | 獣慾 |
04. | 輪郭 |
05. | Unknown.Despair.a Lost |
06. | Bottom of the death valley |
07. | THE BLOSSOMING BEELZEBUB |
08. | 蜜と唾 |
09. | CONCEIVED SORROW |
10. | かすみ |
11. | Unraveling |
12. | 霧と繭 |
13. | AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS |
14. | 冷血なりせば |
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E1. | 暁 |
E2. | 激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇 |
E3. | 残 |
E4. | THE FINAL |
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どうですこのレア曲満載感。まったく同じセットリストでも、オリジナルアレンジでやったら懐古厨が半狂乱になりそうです。でもこれって、言い換えると
「新曲全然ねぇじゃん」ということでもあり、肯定的にとらえる人、否定的にとらえる人、さまざまだと思います。
個人的には、ツアーは新しい曲ばっかりで全然いいんですが、たまにでいいので単発公演で昔の曲も当時のままでやってほしいなあと思っています。でも、あえてリメイクするということは「変わった」ということを明に言いたいがためだと思うので、それはないでしょうね。
普通に考えれば、これまでのファンを確保したまま新しいファンを獲得しないことには売り上げも動員も増えないので、音楽性を次々に変えていくのは得策ではありません。なので、客としては、たとえ最新の曲が好みじゃなくてもライブに行けば自分の好きな曲もやるかもしれないということでライブに行きます(少なくとも僕はそうです)。しかしDIRの場合は過去のファンは完全に切り捨てて、常に最新の状態に興味がある人だけ聴けばいい、というスタンスが明確なので、古い曲がほぼ確実に期待できないというのはちょっと残念に思っています。