2013/7/29 - ブリーフ&トランクス@渋谷公会堂

 こんばんわ。中の人です。前回からちょうど1か月ぶりのライブとなりました。ブリトラ@渋谷公会堂です。


 渋公なんて埋まるのかなぁと思っていたんですけど、実際に現地に行ってみたら、埋まってはいませんでしたがそれなりに入っていてびっくりしました。しかし、どうやら2階席がぜんぶ関係者席だったようですね。それはそれですごいと思います。

 まずいきなり開演前の影アナが今回もGoogle翻訳のテキスト読み上げで、開演前から爆笑、というほどでもありませんでしたがそれなりの小笑いをとっていました。多少ネタも仕込まれていましたが、中身は忘れてしまいました。

 ライブのほうは演出が楽曲タイトルをただひたすら投影するだけというシンプルなものでしたが、これが非常によく・・・もありませんでした。しかしそんなビミョーな感じがブリトラっぽくていいと思います。

 以下、特に印象に残った点を淡々と挙げていきますと、一番はなんといっても「さなだ虫」でしょう。二人だけのアコギ編成から、ヴァイオリンをフィーチャーしたクラシカルなアレンジに変わり、最後はフルバンドでのロックンロールさなだ虫。このアレンジすごく良かったので、ぜひとも音源化してほしいと思います。

 そしてライブ途中に設けられた伊藤さん・細根さんそれぞれのソロコーナー。一応一人になるのにそれぞれ小芝居が用意されてて、まずしろくま生花店から発注ミスの相談の電話がかかってきて細根さんが退場。細根さんが戻ってくるとこんどは伊藤さんが膀胱が爆発しそうということでトイレに行くという設定(?)でそれぞれのソロコーナーに突入するという流れでしたが、正直この小芝居はいらなかったと思います。でもまあ、そんなビミョーな感じがブリトラっぽくていいと思います。

 伊藤さんのソロでは事前に録音してあった背後霊バンドとのセッションで、ソロ楽曲「生活の知恵」を歌い、細根さんのコーナーでは物販紹介と、ツアー全通してくれたファンの女の子をステージに上げて「ペチャパイ」をデュエットするというものでしたが、伊藤さんはともかく、細根さんの方はどう考えてもいらなかったと思います。仕込みなのかそうでないのかいまいちはっきりしない感じでしたが、素人の歌を聞きに今日来た人なんて一人もいないはずで、こればっかりはビミョーな感じがブリトラっぽくていいということは全くなく、完全に無駄なコーナーでした。


 あとは去年のライブもそうでしたがアンコールでコインロッカーズが「柔突起」をやったのと、その他に50歳になったブリトラが東京ドームのセンターステージでライブをするという設定(ドーム妄想バージョン)で「抱かれて3万円」をやったくらいですかね。

 そしてオーラスはなんと「パインパン」。今回「ペチャパイ」も「コンビニ」も(細根コーナーのせいで?)やらなかったので、「ゴールデンボール」が本編ラストに配されていた以上、確かにこの曲しかないかもしれません。

 その「パインパン」の生みの親が、再結成ライブからサポートに入り、すでに今回のライブで開演前に声援が飛ぶほどの人気者になったチャッキー(伊藤千明)さんです。女性ベーシストというのがすでに珍しいですが、そのうえレフティということで、ステージでの存在感が素晴らしいです。
 しかもフジパンが「パインパン」を物販に出すなど、実はこの楽曲が今回のライブのメインテーマだったのかもしれません。ぜひシングルカットしていろんな人に聞いてほしいと思います。歌い方が「パインパン」と真ん中の「ン」をほとんど発音してないのは歌詞ののせ方のせいで、決して意図的なものではないと思います!


 そんなブリトラ、次のライブは決まっていないとのことでしたが、今回のライブで「石焼イモ」と「権力ハニー」を聴いて、なんとかもう一度「momineko祭り」をやってくれないかと切に思いました。
 「momineko祭り」は第1回を2001年にやったっきり第2回が開催されていないイベントですが、当時の出演者は伊藤さんのほかは鈴木彩子、元イングリーズの永島浩之、だいたひかる、いつもここからの山田と、要は(元)代官山プロ所属タレントのイベントでした。ブリトラの上の2曲は、「石焼イモ」は「マリモラッコ」名義で鈴木彩子が歌詞を提供しており、「権力ハニー」のPVでは主役でだいたひかるが出演するなど、特に代プロメンバーとの関係が深い曲だったのでそう思ってしまったわけですが、ブリトラも再結成し、彩子も活動を再開していますので、やろうと思えば(いろいろ大人の事情はあるかもしれませんが)できなくはないはずです。ありえないとは思いつつも、ちょっと期待しています。