2014/3/10 - 「本当にこれでいいんですね」「ハイ」「あなたは何回目ですか」「二回目です」「僕は数え切れない楽曲をリメイクしています あなたは許せますか」「・・・・・」「もう一度聞きます 本当にこれでいいんですね」「ハイ」「用意はいいですか」「ハイ」「では始めましょう」

 もう昔のように笑えなくなった DIRを愛した私ではない


 今晩和。中の人デス。週末の日本武道館の初日に「蒼い月」が演奏されたと聴き羨望と嫉妬の狭間で悶えて居りましたが(爆死)弐日目にはそんな感情を粉々に破壊する発表が更に有った様です・・・


 TOUR14 PSYCHONNECT -mode of "GAUZE"?- (DIR EN GREY OFFICIAL SITE)


 此の発表で封印して居た黒歴史が蘇って来た現役世代が多数いらっしゃる様です。かく云うワタシも、何ともモヤモヤとした気持ちで一杯です(^^;;;


 拾伍年前の長月拾玖日に横浜アリィナ前で撮影した写真は過去の遺物として自室のダークサイド(ヲイ)に葬ってしまって居る訳ですが、そんな封印の扉が開かれる日程は以下の通りとの事です。


■ ライヴスケジュール

TOUR14 PSYCHONNECT -mode of ”GAUZE”?-
◆ 2013年8月5日(火) mode:25 新木場STUDIO COAST -「a knot」only-
◆ 2013年8月6日(水) mode:26 新木場STUDIO COAST
◆ 2013年8月13日(水) mode:27 Zepp Fukuoka
◆ 2013年8月15日(金) mode:28 Zepp Nagoya
◆ 2013年8月16日(土) mode:29 Zepp Nagoya
◆ 2013年8月20日(水) mode:30 なんばHatch
◆ 2013年8月21日(木) mode:31 なんばHatch
◆ 2013年8月24日(日) mode:32 Zepp Sapporo
◆ 2013年8月27日(水) mode:33 Zepp Tokyo
◆ 2013年8月28日(木) mode:34 Zepp Tokyo


 拾伍年前はmode:20までのツアァ本編と参本のFinal mode、シィクレットでの目黒鹿鳴館の合計弐拾肆本が開催されて居たので、その続きと云う事でmode:25からスタァトなのですね。


 タイトルと書き出しにも書いた様に素直に喜べない部分もありますが、拾伍年前のGAUZEツアァは壱本(横アリ)しか行って居ないので、出来れば拾伍年越しで弐回目のGAUZEツアァに参加したいと想います(爆)


 京様狂愛。心夜激愛。


* * *


 なんていう文章に顔が赤くなったり蒼くなったり釘付けにされたりする人ー。ハーイ。当時のV系ファンサイトの痛い日記のつもりで書きたかったんですが、「V系ファンサイトっぽい文」がどんなんだったか、もはや思い出せません。なんか中途半端に椎名林檎の歌詞っぽくなっちゃいました。終電で帰るってば池袋(CYBER)。


 で、何がもう昔のように笑えなくなったのかっていう話ですけど、まあ単純にGAUZEの続きとなれば、当時からのファン、いわゆる「虜」さん達にはたまらないわけですが、よく考えてみてくださいよ。当時のセットリストってこんなんですよ。これじゃ曲数も少ないし、かといって当時のような長いMCがあるとは思えないし、とてもじゃないけどこれの再現とは考えられないわけです。ほどほどにMACABRE以降の曲もちりばめてくると思います。


 で、さらにGAUZEツアーの時点で発表されていた曲を書き出してみますと、以下の25曲がそれに該当します。


・惨劇の夜
・Ash
・GARDEN
・業
・霧と繭
・「S」
・Erode
・蒼い月
・秒「 」深
・JEALOUS

・Unknown...Despair...a Lost
・-I'll-
・虜
・Schweinの椅子
・ゆらめき
・raison datre
・304号室、白死の桜
・Cage
・蜜と唾

・mazohyst of decadence
・予感
・MASK
・残-ZAN-
・アクロの丘


 「惨劇の夜」と「霧と繭」は互換ですから実質24曲。で、このうち「業」「霧と繭」「秒「 」深」「Unknown...Despair...a Lost」「蜜と唾」「残-ZAN-」の6曲はすでにリメイクされて今の曲になっちゃってるわけですよ。「GAUZE」ツアーと銘打っておいてリメイク曲をやるというのはなんか・・・うん、ちょっとモニョってしまいます。
 さらに、今でもときどきやってる「Schweinの椅子」「mazohyst of decadance」「アクロの丘」「304号室、白死の桜」「JEALOUS(演るときはreverseですが)」あたりは他に比べてレア感は低いですね。


 とすると、今のツアーはだいたい本編+アンコで20曲程度ですが、そのうち半分が特に目新しくもなく、さらに今の曲をほどほどにまぶしてくるとなると、そこまで極端に「GAUZE!」って感じはしないんじゃないかなという気がします。


 一般的に、過去の再現ってあまり期待し過ぎないほうがいいですよね。ラクリマの12年前の再現ライブは行ってないので知りませんが、LUNA SEAの20年前の再現ライブは、本編では完全に当時の曲オンリーかと思わせておいて中途半端にアンコールで「ROSIER」と「MOTHER」をやってしまい腰砕けになるなど、うまく構成しないと当時のファンも今のファンもがっかりという残念な結果になってしまいます。BLITZ 5DAYSの2日目くらいのブレンド感がちょうどいいかもしれませんね。


 そういえばLUNA SEAはRYUICHIと真矢がコスプレ当時のメイクで登場して客を沸かせましたが、DIRはどうなんでしょう。京が黒い涙のメイク、Shinyaがドレス着て出てきたらそりゃあもう大変なことになると思いますが、少なくとも一般公演ではないでしょうね。初日のa knot限定ぐらいはシャレでやって欲しいなという気がしないでもないです。


 とかなんとかグダグダ言っててもやっぱり行くんですけどね。たぶん行くと思う。行くんじゃないかな。ま、ちょっと(許可が出ない)覚悟はしておけ。


* * *


 それはそれとして、武道館2daysのセットリストですけど、「蒼い月」と「umbrella」ばかりが目を引きますが、2日間で2曲しかかぶっていなかった(2日目にエンドロールだった「THE FINAL」を入れれば3曲)ということにもっと注目すべきだと思います。


 ただ、その2曲しかない重複曲、1曲が「SUSTAIN THE UNTRUTH」というのは新曲だから分かりますが、もう1曲が「THE BLOSSOMING BEELZEBUB」というのはなんでなんですかね。そこまでアルバムのキー曲でしたっけ?雑誌のインタビューとか一切読んでないので、彼ら自身がどう思っているのか全然知りませんが、僕の印象では、DUM SPIRO SPEROのコアは「DIABOLOS」とかじゃないかなーと思ってました。