作成:2014/1/22
有名な観光地である「横浜赤レンガ倉庫」内にある「赤レンガパーク」でライブが行われるときの会場名である。本来ライブ会場でないところでライブをするので、座席配置などどうとでも変わりそうに思うが、そこまでだだっ広いスペースではないため、ライブができるようなレイアウトは事実上ほぼ定型化されている。
そのため、本ページではその定型化された一般的な例を解説する。
最寄り駅は、JRだと京浜東北線の桜木町駅か関内駅だが、どちらも徒歩15分くらいかかる。みなとみらい線の馬車道駅か日本大通り駅からならもう少し近いが、横浜駅で乗り換えになるため初乗り料金が再度取られる。時間をとるかお金をとるかというだけなので、その時の状況でどちらでもいいだろう。
そもそもが観光地なので、買い物そのものはいくらでもできる。
桜木町駅や馬車道駅から来るならば途中に横浜ワールドポーターズがあるし、関内駅から歩いて来るならばちょっと寄り道すれば有名な横浜中華街がある。買い物で困ることはないだろう。
逆に、観光地であるがゆえに、会場に近づきすぎるとコンビニなどが全くないため、会場に到着してからコンビニを探しに行くのは利口でない。駅からここまで歩いてくる途中には何軒もあるので、買いたいものがあるなら途中でコンビニを見かけたらその場で買っておくべきである。
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最初にも述べたように、本来なら野外会場で配置の自由度は高いはずだが、地形的な制約でだいたいパターンが決まっている。
赤レンガ倉庫の地図は公式サイトなどで簡単に見られるが、その中でライブで使われるのは「赤レンガパーク」という広いスペースである。
それで、地図を貼り付けるためGoogleマップを見ていたところ、まったく偶然と言っていいだろうが、ちょうどステージが設置されている状態で航空写真が撮影されていた。現在は写真が更新されてしまい見ることができないため、キャプチャした画像を貼っておく。
画像中央にあるのが赤レンガ倉庫で、その右側の水色と緑色がきれいに並んでいる部分が赤レンガパークであり、ライブ会場になるスペースである。写真のとおり赤レンガパークは南北に長い公園だが、ステージは南側に配置されるのが一般的である。
上の画像で、水色の部分の一番南側に3つ並んだ白い建造物がステージである。そこから客席は北方向に伸びていき、どこまで伸ばすかで動員が変わってくる。
写真では水色の地面のように見えるところがすべて座席であり、緑色の◆部分は植え込みである。ライブのときでも植え込みにイスを置くわけにはいかないので、ここには席は配置されない。
この画像では公園の2/3くらいまでイスが並べられているが、写真でもわかる通り北側にはもう少し余裕があるので、人気アーティストだともっと北のほうまでイスが並ぶことになる。
2011年から毎年この会場で行われているイベントである。例年のイベントであり、この会場でライブが行われる場合の標準的なモデルと言っていいと考えられるため、これを一番最初に挙げた。
上の図は2011年の公演時の座席表だが、2012年・2013年も細部の配置が少し変わった程度で、ほとんど同じ配置だった。
このライブでは最後方のブロックがMまで存在している。この後の例を見ればわかるとおり、ここまで席を配置するのはかなり動員が多い例であり、ステージまでは相当距離がある。
公園であるため当然段差などはないので、オペラグラスの有無にかかわらず、後方からステージを観ることはほぼ無理だと考えておいたほうがよい。
動員は例年20,000人程度であるようだ。
THE ALFEEがかつて毎年行っていた夏イベントの2006年の公演。THE ALFEEはこの会場で1996年と2009年にもライブを行っており、2009年はこの時とほとんど同じ座席配置であった。1996年の公演時にはステージがこれとは逆の北側に設置されたらしいが、詳細な座席表は不明。
下は2006年の公演時のステージ。どこから撮ったのか正確に覚えていないが、かなり後方だと思う。開演前のこの時点でステージ上の人間など見えないことは明らかだし、全員が立ち上がったらステージすらほとんど見えないのが容易にわかるだろう。
動員は2006年は2日間で51,000人、2009年は2日間で60,000人(Wikipediaより)なので、この配置でのキャパは25,500〜30,000人程度ということになるが、Augusta Campの発表と比べると多少盛っているような気がする。
基本配置は上のAugusta CampやALFEEと同じだが、ブロックが少なくHまでしかない。逆に言えば、動員が少ない場合は単純に後方ブロックが削られていくという例といえる。
動員は前日の11日公演(これより少しブロックが少なかった)と合わせて16,000人ということなので、ブロックの差を考慮すると、この配置のキャパは8,000〜9,000人程度ということになるだろう。
大塚愛とほとんど同じだが、左右のブロックが9までしかないなど微妙に違う。この程度の微調整は公演ごとにあるということになる。
動員は9,000人と発表されているので、大塚愛の事例と合わせて考えても、このくらいの数字でほぼ間違いないであろう。
そして、最初に書いたGoogleマップの航空写真のブロック割りと照らし合わせてみると、おそらくこの公演の写真であろうと推測できる。Googleマップの写真を回転し、ブロック名を書き込んでみると、次の画像のようになる。
ブロックの数や入退場口の位置がぴったり一致すること、Hブロックの後方に見える不自然な長方形の枠がおそらく立見スペースであることを考えると、ほぼ間違いないであろう。
ステージ配置としては一般的だが、オールスタンディングで行われたため、1つのブロックが他の公演と比べて非常に広い。オールスタンディング公演はあまり行われないので、貴重な例といえるだろう。
動員は昼夜2回公演で34,000人ということなので、キャパは約17,000ということになる。
センターステージで行われた珍しい例。ブロックの割り方が変則的すぎて一言で説明できないという困った配置。なぜ西の立見ブロックが異様に広いのかなど、どうやってレイアウトを考えたのかぜひ聞いてみたいものである。
占有面積がこれまでの事例の中でもっとも大きいので、一見動員も最大のように見えるが、公式発表で約12,000人ということである。ステージ面積も他の公演と比べて広いせいであろう。
所在地 | 〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港1丁目1番 |
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電話 | 045-211-1555(赤レンガ倉庫1号館) |
オフィシャルサイト | http://www.yokohama-akarenga.jp/ |