東京ベイNKホール

最終改訂:2004/10/27

東京ベイNKホールは、2005年6月をもって営業を終了しました。

 東京の名を冠しているが、千葉にある。立地は非常に悪い。交通の便、駅からの距離ともに最悪である。 東京ディズニーランドの裏にあると言えば、多くの人は分かるだろう。
 会場の周りをぐるりと高級ホテルが取り囲んでいる。遠征には便利だろうが、なぜここにホールがあるのかいまいちよく分からない。 ホールなのに音響はあまり良くないという欠点もある。ここが使われる時にはアリーナ席がスタンディングになることが多く、 そうなるとスタンディング会場としてのキャパはZeppTokyoを越え都内最大になる。
 会場のつくりから言って、コンサート以外のイベントには使いにくいと思うのだが、コンサートの開催は年間数えるほどしかない。 これで採算が合うのか、人ごとながら心配になる

 ※ NKホールは2005年6月をもって閉鎖されるようです。やはり大赤字だったんですね・・・。また、NKホールとは「日本火災ホール」の略称だそうです。(共にソース:Пси714歳

1. アクセス

 最寄り駅はJR舞浜駅。千葉方面から来るのなら問題ないが、東京方面から来るのは大変である。 JRだけで来ると東京駅乗り換えになるが、舞浜に行くには京葉線か武蔵野線を使う。しかし、京葉線・武蔵野線のホームは他路線のホームから最大で1kmほど離れている。どう考えても東京駅と呼ぶべきではない。もうこれは別の駅である。
 そんなに歩くのは勘弁してほしいという場合は、二路線とも八丁堀駅で地下鉄日比谷線、新木場駅で地下鉄有楽町線と接続しているので、 こちらを使うのをお勧めする。こちらは普通の乗換駅であり、東京駅ほど歩かされる心配はない。

 さて、駅に着いたら会場に向かうことになるが、駅から会場までは非常に遠い。早い時間に着いて、なおかつ元気があるなら歩いていくという手もあるが、上の地図で見れば分かるとおりディズニーランドを大きく右から迂回する形になる。少なくとも30分はかかるので、普通はお勧めできない。
 通常は、NKホールまではモノレールかシャトルバスを使うことになる。モノレールは料金は全駅均一200円。舞浜駅前のリゾートゲートウェイ・ステーションから乗車し、ベイサイド・ステーションで降りる。一方、バスは駅前からNKホールの目の前まで直通となっており、運賃は140円である。モノレールは一定間隔で運行しているのに対し、バスは早い時間だと本数が少ないが、開演時間に近づくとまさにピストン輸送となり、次々にバスが来る。どちらを使うかはお好みで。
 ところで、バスは往復とも乗車時にバスの外に立っている係員に現金で支払ってから乗車する。しかし、特に終演後の帰りのバスは非常に混雑するため、人の流れにうまく流されていけばお金を払わz

2. 買い物

 無理。ディズニーランドに行ったことのある人なら分かるだろうが、駅の周りはディズニー関連の施設しかない。 一応、駅から出て左側のイクスピアリ(ショッピングモール)には飲食店やスーパー(なぜここにあるのか全く分からない)があるので、 ここで買えないこともない。しかしできれば家から買ってくるのが良いだろう。東京駅構内にはコンビニなどお店が結構あるので、 そっちで買ってきてもよいだろう。


3. 座席案内

 アリーナとスタンドに分かれている。アリーナはスタンディングの場合と指定席の場合があるので、それぞれ解説する。

(1) アリーナ席・指定席

指定席の場合のアリーナ座席表。

 座席表は上の通り。
 縦に3ブロックに分かれ、前2ブロックが左から1〜6、後ろ1ブロックが左からA〜Fとなる。 なぜこのような変則的なブロック名の付け方をしているかは不明である。
 左右端のブロック、つまり1・6・A・Fは横に5席、それ以外は横に12席が並ぶ。
 また、列についてだが、最前ブロックは15列、真ん中のブロックは9列(前のブロックから通しになるため、16〜24列となる)ある。 後ろのブロックは一番広いC、Dブロックで15列ある。こちらはチケットにはC−1列のように表記されるが、あくまでこれはブロックの中における1列であり、通してみれば25列目であることに注意して欲しい。
 なお、あくまでこの座席は基本パターンで多少変わることがあることは了解しておいてほしい。
 実際のイメージは下の写真を参考にして欲しい。


指定席の場合の座席イメージ。

 アリーナ席部分を色分けしてみた。前の赤が最前ブロック、青が真ん中のブロック、後ろの赤が一番後ろのブロックになる。

(2) アリーナ席・スタンディング

 NKホールでは、アリーナスタンディング公演もかなり開催される。特に外タレに多いが、邦楽アーティストでも結構よくスタンディング公演を行っている。


スタンディングの場合のアリーナ座席表。

 スタンディングの場合は上のようなブロック割りになる。各ブロック間の移動は当然ながらできない。


スタンディングの場合の座席イメージ。

 上の座席表でだいたいイメージは分かると思うが、一応イメージ写真を載せておく。 アリーナ席の青がAブロック、赤がBブロック、緑がCブロックにあたる場所となる。 ブロック名はほぼ間違いなくこの名前だが、今後も絶対に変わらないという保証はないので、そこは了承してほしい。

(3) スタンド席

 スタンドはアリーナをぐるりと囲む形で配置されている。ステージが奥まっているのに、左右ギリギリのところまで席を配置しているため、 そこの席になってしまうとステージのほとんどが見切れてしまう。通常はある程度見えるところまでしか開放しないが、 客が多ければ通常見切れてしまうような席も開放されることがある。


スタンドのブロック分け。

 先ほどと同じ座席表だが、今度はスタンド席のブロック分けに注目してほしい。RとGは通常はあまり開放しない。ステージの奥がほとんど見えないからである。左右ステージに近づくほど近くで見られるがステージ全体が見えず、また一方で正面Lブロックの方になるとステージ全体は見えるがアーティストから遠いということになる。その辺はお好みで選べばよいだろう。
 また、Lブロック前方のロイヤルボックスは関係者席になる。一般客は入れない。


スタンドの座席イメージ。

 これも先ほどと同じ画像で恐縮だが、やはりスタンド席に注目してほしい。ステージとの距離などは上を参考にして欲しい。 これは上手の写真だが、下手の場合でも左右逆なだけで全く同じである。下手の場合は上の座席表と照らし合わせて自分の席を確認してほしい。
 また、NKホールではアリーナはチケットチェックがあるが、スタンドではチェックを行っていないことがほとんどである。したがって、アリーナの券を持っていても後ろすぎたりして見えないようなら、スタンドに上がって見ることもできるわけである。覚えておくと便利だろう。

 さて、ステージの眺めだが、下の写真を参考にして欲しい。PやRはもうちょっと角度があり、逆にNやMはもっとステージが見やすい。 これは下手からの写真だが、上手からも全く同じである。


PとNの間くらいの後方から見たステージ。

 ステージ正面はLブロックになるが、眺めはこのような感じになる。


Lブロック後方から見たステージ

 眺めは非常によいといえるだろう。また、この写真では、左右の座席にも注意してほしい。 ステージに近い席になると、ほとんどステージは見切れてしまうことは分かってもらえるだろう。

 最後に、スタンド席の座席であるが、下の通りけっこういいイスを使っている。 座り心地も良く、ホールのイスとしてはNHKホールや国際フォーラムなどに次いで良いイスといえるだろう。


スタンド席のイス。

4. その他情報

(1) 持ち込み

 持ち込み可能。

(2) 携帯電話

 電波は問題なく入る。

(3) グッズ販売

 場外で行われることがほとんどなので、チケットがなくても買うことができる。場内での販売はあまり行われない。

(4) トイレ

 トイレの数自体が少なく、開演前などは非常に並んでいる。開演中か、あるいは入場前に外で済ませるべき。 といっても場所が場所だけに周りに公衆トイレなどはなく、駅で済ませるか、または近隣の高級ホテルのトイレだけ借りにいくというのもありだろう。


5. 終演後

 出口はステージの正面にあたる。しかし、アリーナの場合、出口正面の扉は通常閉鎖されているので、その両脇の扉から出るのが最も出やすいだろう。
 スタンドの場合は出口に一番近い階段は閉鎖されている(上の座席表で言うとLL扉・LR扉のそばの階段)。M扉かK扉から出るのが 一番出口に近いといえる。ただ、ここはロビーがかなり広いため、スタンドに限って言えばどこの扉から出ても外の通路で詰まることは他会場ほどはないかもしれない。


6. 公式情報

客席数アリーナ2,126席 スタンド4,143席 計6,269席
所在地千葉県浦安市舞浜1-8