つま恋多目的広場

最終改訂:2015/7/27

 静岡県掛川市にある「ヤマハリゾートつま恋」内にある多目的広場。名前の通り、YAMAHAが経営している総合施設である。 静岡県での野外コンサートといえば以前はここしかなかったが、スタジアムエコパができたことで多少公演が分散した。

 キャパは現在は約2万人だが、伝説の吉田拓郎オールナイトコンサートは5万人集めたらしい。 写真を見たことがあるが、相当詰め込んでいたようなので5万人本当に入ったのだろう。相当窮屈だったと思うのだが・・・。

 山の中の会場と言ってもいいくらい周りは何もないため、上の写真の通り東京の野外コンサートでは味わえない爽快感がある。

過去開催された主なライブ
開催日公演名
2005/7/16-18ap bank fes'05
2002/8/13a+nation avex SUMMER FESTA 2002
2001/8/4スターダストレビュー つま恋100曲コンサート
1996/8/4サザンオールスターズ
1985/7/27-28吉田拓郎 one last night(オールナイト)
1975/8/2-3吉田拓郎・かぐや姫コンサートインつま恋1975(オールナイト)

1.アクセス

 基本的に車で来ることを想定している場所なので、徒歩で来るのは難しい。ライブのときにはJR東海道線掛川駅からバスが出るので、それを使うしかない。駐車場も一部開放されるが、原則有料となり、駐車券はライブ以上のプレミアチケットになることが多い。オークションではライブのチケットより高い値段で駐車券が落札されることも良くある。

 施設内に入ってからライブ会場までの地図は下の通り。


南ゲートを入ってから徒歩10分程度はかかる。

2.買い物

 娯楽施設なので、施設内にも売店がたくさんある。ライブの日はそれ以外にも露店が出たりするので、特に困らないだろう。ただし中で買うのはやはり高めなので、ドリンク類は駅前のコンビニなどで買ってくるのも良いだろう。

 飲食店を調べる → ぐるなび  ホットペッパー  食べログで掛川駅周辺を調べる


3.座席解説

 ここでのライブは基本的にオールスタンディング、全席ブロック指定になる。下のブロック分けは2005年7月のap bank fesのものだが、毎回そんなに大きな変更はないと思うのでこれを参考にしてもらえれば良いだろう。
 また、この会場ではほとんどの場合入り口でブロック名の入ったリストバンドが渡され、それが場内でのチケットのかわりになる。このリストバンドを紛失するとブロックに入れないので注意。


入るにはぐるっと迂回しなくてはならない。

 上の図の黒線の場所には壁が作られ、中が見えないようになっている。通路で立ち止まることを防ぐためだと思われる。 地元の人でこの施設に慣れていれば裏から回る道などを知っているかも知れないが、当然全て封鎖されているので入ることはできない。

 下の写真は、上の図の○番号の位置から見たステージである。


@。D1ブロックから見たステージ。

A。C7ブロック右方から見たステージ。

B。E3ブロックから見たステージ。照明塔がかなり邪魔になる。

 この会場はスポーツ広場なので完全に地面が平坦であり、Cブロック以降ではほとんど見えないと思って良い。 しかし、チケットチェックはかなり甘い。だいたいD、Eは各ブロック入り口のみのチェックで、BかCあたりで通路でもチェックされることになる。したがってどこの席でもCブロック付近までは入り込むことができる。
 各ブロックは柵で区切られているが、柵の数が足りないのかビニールひもで区切ってあるだけの場合もある。そうなるとあっさりひもを乗り越えて入ってしまうことが出来る。堂々と入れば誰も文句を言えないだろう。また、通路チェックも甘いため、係員のやる気がなければ後ろの席でもAやBまで入ってしまうこともできるだろう。どうしても前に行きたい人は試す価値はあるかもしれない。
 また、ブロック外で見ていても、通路で突っ立っていなければあまり怒られない。自分の場所が見にくいと感じたら、さっさと見やすそうな空きスペースに移動してしまうのも良いだろう。

 広場後方は斜面になっているが、座っていてもステージが見えるこの斜面はあっという間に埋まってしまう。ここをブロック指定する場合もあるが、そうではなく解放されている場合もある。そんな時にゆったり見たいならさっさとここを場所取りしてしまうのがいいだろう。


後ろの斜面は人で埋まる。ところどころ空いているのは、木が邪魔でステージが見えないせい。

 この斜面を取れれば、ステージは遠いがかなり見やすい。ただし立って見ることはできない(かなり斜面が急なため危険)ので、盛り上がりには欠ける。ここを取るかどうかは気分次第ということになるだろう。


斜面から見たステージ。障害物がなく、非常に見やすい。

その他のブロック割り例

 この会場はステージ位置が決まっているので、上記パターンから基本的にはそう大きくは変わらないのだが、毎回微妙に違ったりするので念のためこれまで確認できた例を列挙しておく。

2007/7, 2008/7 ap bank fes

 基本は同じだが、D7ブロックがD7とD8に分割され、D8とE7がファミリー席とされた。

2009/7 ap bank fes

 ブロックの切り方が前年までより大まかになった。なお、2010年以降はブロック分けがなくなり、どのチケットでも好きなだけ前に行けるようになった。

2006/9 吉田拓郎・かぐや姫

 当初予定になかったF3・F5が追加席で発売されるなど、かなりの動員であったようだ。

2009/9 南こうせつ

 上の拓郎コンサートとは逆に、客席後方に空き(実際はフードコーナーだったようだ)があるなど、動員は若干落ちた模様。

2011/9 ポルノグラフィティ

 ブロックの呼称が前方から通してA〜Kとされ、他とは違うブロック名になっている。

2015/7 Amuse Fes BBQ in つま恋

 ap bank fes撤退後、2013年から恒例となっているイベント。2014年もほぼ同じ配置だったようなので、おそらく今後もこれが基本になると思われる。
 A、B、Cはごく普通のオールスタンディングのブロック指定だが、後方の「Y」ブロックはこのイベント独特のもので「ゆったりエリア」と名付けられており、シート持ち込みで座って観覧できるスペースである。

4. その他情報

(1) 持ち込み

 原則不可だが、チェックはされない。事実上無制限である。

(2) 携帯電話

 屋外なので電波は良いが、田舎すぎてキャリアによっては圏外になるかもしれない。

(3) グッズ販売

 販売は施設内(ライブ会場の外)で行われる。チケットを持っているか、一般客として入るかしないと買うことが出来ない。

(4) トイレ

 仮設トイレがたくさん設置されるが、とても数が足りない。開演中に行くしかないだろう。終演後も大混雑なので難しいと考えるべき。


5.公式情報

所在地静岡県掛川市満水2000番地
電話0537-24-1111(代)
オフィシャルサイトhttp://www.tsumagoi.net/