Raphael Tour 2000-2001『新世紀を駆けぬけろ!』に向けて
メンバー、事務所スタッフからメッセージが届きました。
全ての「Raphael」へ

華月が望んでいたこと、華月がやろうとしていたこと。
華月が喜ぶこと、華月が笑顔になること。

この数週間、メンバー・スタッフ共に考えてきました。

生前、リーダー華月は12月から始まるツアー『新世紀を駆けぬけろ!』に関して、
このタイトルは勿論、曲構成、衣装全てにおいてアイディアを残していました。
20世紀から21世紀をまたぐこの時期に、純粋にファンの方々と楽しもうというコンセプトでした。

一時はツアーの中止も考えました。

華月が望んでいたこと、華月がやろうとしていたこと。
華月が喜ぶこと、華月が笑顔になること。

もう一度考えました。そして答えは出ました。

Raphael Tour 2000-2001『新世紀を駆けぬけろ!』
正式決定です。
12月2日の横浜を皮切りに、来年1月17日渋谷公会堂まで駆け抜けます!

現在、メンバーはリハーサルを行っています。
このリハーサルも生前から決まっていたスケジュールです。

華月が望んでいたこと、華月がやろうとしていたこと。
華月が喜ぶこと、華月が笑顔になること。

会場で逢いましょう!

2000年11月

有紀
YUKITO
Hiro
mochan
(株)セットアップ

 

 
2000年11月19日 日比谷野音

華月お別れ会


当日の模様はこちらへ

華月と出会ってから5年間、
思い出せばたくさんの思い出がよみがえってきます。
いろんな人の、いろんな思いが、
今日ここに集まっていると思います。
今日も僕達が華月に届けたい言葉は、
「ありがとう」という言葉です。

Raphael

 
親愛なる華月へ

 最初に会った時、君はまだ16才だった。横浜の狭いライブハウスで、観客もクラスメイトが30人位しかい ないような中で、一生懸命演奏している君を見て、大きな才能を感じ取ったよ。それから3年・・・。走り に走って来たね。
 成人式を迎える事もなく・・・すごく残念だし、可哀想すぎる。今でも君のあどけない笑顔が忘れられませ ん。
 でも大好きだったX JAPANのhideと、天国できっと会ってるよね。熱く音楽のこと、語ってるのかな?それ とも一緒にセッションしてるのかな?寂しくないよね。
 残された御両親、そしてラファエルのメンバーをずっと見守ってあげて下さい。そして、君が愛してやま なかった数多くのファンが嘆き悲しんでます。明るく勇気づけてあげてください。

ショックス編集長
星子 誠一

 

初めて会った時、「Plastic tree大好きなんですよ」って言ってくれて、 ミュージシャンの人にそんなに素直な言葉で言われた事がなかったから困惑してしまい、「すいません、 ありがとう」的な変な答えかたをしちゃって妙な空気が流れたのを、なんかよく憶えてます。
その後、何回か一緒にライブをやったり、電話で話したりするたびに、僕にとっては痛いくらい素直すぎ る君でした。
多分、ミュージシャンなんて純粋な人ほどどんどん息苦しくなってくもんなのかなって、正直思ったりし ます。そんなに綺麗な世界でもないよなぁって、疑心暗鬼なのかもしれないけど思ったりもします。自分 の事だって解らないし。でも、そんな不確実な世界にも確実な本当みたいなものがあったりするから、な かば、それにすがるような形で音楽をやっているのかなぁ、とも思います。あの暑い日、対バンした日の 事、憶えてますか?うちのバンドのリハを、メンバーと一緒に真剣に見てた君の事を思い出します。こっ ちが恥ずかしくなるほどちゃんと見てくれてた君が、多分、僕にとってのいくつかの本当のひとつだった と思います。それが本当に嬉しかったのにちゃんと言葉にして伝えられなかったから、ここで言っておこ うと思います。

ありがとう。僕はすごい嬉しかったんだ。
あまり話せなかったから、今度会ったらたくさん喋ろう。
きっと僕ももっと素直になるから、いっぱい話そう。

Plastic Tree
VOCAL 竜太朗

 
華月へ

 この度の突然の悲報を聞いて、メンバー全員たいへんなショックを受けました。
 ラファエルのメンバーとは2年前のSHOCK WAVEサーキットからの付き合いで、インディーズの頃から イベントや取材等で一緒になり、年こそ違えど同じ志を持った同志であり、いい意味でのライバルでした。 そういえば今年の春のツアーで広島で同じホールでやった事を思い出します。その時もラファエルのメン バーがうちのリハーサルをのぞきに来てたりしてましたよね。何か不思議な縁が僕らにはあった様な気が します。華月と最後に会ったのは、SHOXXのイベントの打ち上げ会場でした。あの時もあんなに元気には しゃいでいたのに、未だに信じられない思いです。人一倍人見知りのはげしい僕らの数少ない友達の華月 を失ってしまった事が、本当に残念でなりません。
 残された御遺族の方、メンバー、スタッフ、ファンの皆様、どうかお力を落とされない様、今後の御活躍 をお祈りいたしますとともに、なくなった華月くんのご冥福を心よりお祈りいたします。

ジャンヌダルク

 

華月くん、ラファエルのメンバーの皆さん、そしてラファエルのファンの 皆さん、LAREINEのKAMIJOです。

こういった形で皆さんにメッセージを送らなければいけないことを大変残念に思います。
それと同時に今日のこういった機会を頂き、大変光栄に思っています。
今思ってみれば華月くんは、ラレーヌの東京のライブには必ず遊びに来てくれていた様な気がします。
同じイベントに出るときも、必ず楽屋に遊びに来て「一緒に写真撮りましょうよ!!」とすごく慕って くれていたことを、今でもあの「笑顔」と一緒によく覚えています。
華月くんのあの優しそうな笑顔をもう見れないと思うと胸が痛くなる思いです。
LAREINEにも今年の8月とても辛い出来事がありました。
そんな時LAREINEを支えてくれたのはファンの方の沢山の励ましの声でした。
ラファエルのファンの皆さん、今のラファエルを支えられるのは皆さんの気持ちだけだと思います
。 メンバーと力を合わせ、この哀しみを乗り越えて下さい。
華月くんもそれを望んでいるはずです。

最後になりましたが、華月くんの御冥福をお祈りします。
そしていままで有り難う・・・。

LAREINE  kamijo

 

 あまりの突然の訃報に驚き、本当に大きな悲しみにくれています。Raphaelを 応援し、その将来を楽しみにしていただけに華月君の死は残念でなりません。
 亡くなる4日前に会った君が、直接僕にニュー・プロジェクト“百合十字団”のテープを手渡して「これ凄 いスよ。まだでデモで、ヴォーカルは乗せてないけど、完成したら絶対に解説を書いて下さいね」と言った 時の目の輝きを忘れることができません。
 我々の愛するヘヴィ・メタルについて熱く語り合ったあの数時間は深く心に刻まれました。
 21世紀にはRaphaelはもちろん、百合十字団でもっとファンを楽しませ、ヘッド・ヴァンギングさせるヴィ ジョンは未完成のままになってしまいましたが、それはメンバーが全力で華月君の見果てぬ夢を現実のもの としてくれるでしょう。
 僕はそれを期待しているし、華月君もそう望んでいるはずです。安らかに眠って下さい。
REST IN PEACE、KAZUKI・・・・・。

PURE METAL DJ
CAPTAIN・和田 誠

 

 ケラ!ッコってさ、ちょっとハデなカッコした子が多いじゃん。フツーの子の 間にいると、浮いちゃって、ちょっとさみしいキモチになったりもするんだよね。その中にかじゅりんが現 れて、みずからケラッコの名乗りをあげてくれた。「個性的であること、自分の生き方を貫くことは、カッ コいい」ってことを読者に教えてくれた。「納得のいかないことは、まわりに負けないで、ちゃんと追求し よう」ってこととか、「コンプレックスでいっぱいの自分でも、前向きな姿勢と努力で、どれだけでもステ キになれる」ってことも、語ってくれたよね。
 もちろんかじゅりんも、ケラ!を見て元気になったり、やる気が出てきたりしたことがあったんだろうなぁ、 って思うよ。かじゅりんと、読者と、そして編集部もいっしょになって、わくわくドキドキしながら、ケラ! という雑誌を作っていけたことを、とてもうれしく、 誇りに思っています。これからも、天国から声援を送 ってもらえるといいな。

(株)バウハウス ケラ!編集部 鈴木 真理子

 
華月へ

今、君が昨年ハマッテいたというブラックモアズ・ナイトのアルバムを聞 いています・・・。こういう瞬間、とても君を身近に感じます。最近多いんだよね、近くに感じる事が ・・・。うれしいような、ツライような、複雑な気分です。
そういえば、ブラックモアズ・ナイトの中に、こういう一節がありました。
「一つのストーリーの終わりは、
もう一つのストーリーの始まり。
癒される過程が始まり、
それには時間がかかる。
しかし、そこから学ぶこと。
より強くなった自分。
そう、いつの日か、過去を振り返ることが出来るようになり、
そして微笑むことが出来る・・・」・・・と・・・。
そうだよね・・・。たしかに僕らは、深い悲しみの中にいるけれど、でも、新しいスタートのために、 こうして集まりました。
だから、大丈夫。安心してください。
華月も今は振り返らず、堂々と進んで下 さい。新しいストーリーへと・・・。
華と月。たしかに君らしい名前だよね。たしかに華として生きた君の時間は止まってしまったかもしれ ない。でもこれからは、月の時間の始まり。
たしかに距離は遠くなってしまったけど、見上げればいつ もそこに在る存在。
誰にでもやさしく、全ての人と同じ距離にある存在。
これからはそんな“月”のように、僕らが暗い時、闇に包まれて前が見えないような時、 やさしく足元を照らして下さい。
これからはいつでも会えるね・・・。
それでは、月が見える事を祈りつつ、ペンを置きます。

TBCラジオ「TBC MUSIC BOMBER」DJ  千葉マサト

 
不滅華

それは、痛いくらい蒼い空で、
常緑樹が真っ直ぐに、
どこまでも遠くを指して、

見上げると、心がすこおし軽くなって、
胸の中をちょっときれいにした。

こんな日に、
こんな空に、
永遠の名の元に、
記憶されるのだ。

時計の針を止めた、
時の神様の粋なお計らい。

色あせることなく咲く華、
果敢なく散ることのない華
ずっとそこにいておくれ。

街を歩く時、
僕はふと振り返る。
思い悩んでいる時、
僕はそっと思い出す。
笑いっぱなしの時、
僕はその笑顔を探す。

ほら、
ここにも、あそこにも、
いろいろな華が咲いている。

僕は、ちょっと笑って
また歩き始める。

それは、痛いくらい蒼い空で、
常緑樹が真っ直ぐに、
どこまでも遠くを指して・・・・・

『ごろじゅりん』こと井口吾郎

 
華月へ。

君がいなくなって、もうじき3週間になります。
もう3週間なのか、それともまだ3週間なのか・・・・・。
早いのか、遅いのか・・・・・。僕にはよくわかりません。
どうも時間<とき>の流れに対する感覚が、最近曖昧になってしまったようです。

この間の夜は、月がまんまるで、星もとても綺麗でした。
僕は自転車を漕ぎながら空を眺めていたのですが、ふと、君がいないという現実を意識した瞬間、 涙がこぼれました。
最初から暗い話でゴメン。
でも時間<とき>が経つにつれ、君の存在がどれだけ大きかったのかに気付かされます。そしてそれは 誰もが同じ想いです。
以前に比べて、気持ちはだいぶ落ち着きつつあるものの、深い悲しみが、心の奥へ、奥へと、浸透 していくのを感じます。
でも僕らは強く生きています。君の残したメッセージが正しかった事を、 君に代わって証明する為に・・・・・。

君は本当に“夢より素敵な夢”を僕らに見せてくれました。
思い出はたくさんあるけれど、今日は得に印象に残っている君らしいエピソードを、みんなに知っ てもらおうと思います。
『「Evergreen」の歌詞に“心の中は変わらぬ素敵な大人になる事”というフレーズが出てくるけ ど、その“素敵な大人”ってどんな大人?』って質問に対して、君は
「トトロの見えるオトナですね」 と少し照れくさそうに答えてくれました。あのときの表情は今でも忘れられません。
僕は、君がその“素敵な大人”になった姿を是非とも見たかった。そして“素敵な大人”になった時にどんな メッセージを送り、どのように生きていくのかを見たかったのです。
バンドとしても常に新しい事にチャレンジし、ステップアップしてきただけに、今後の成長と無限 の可能性を考えると残念で仕方ありません。

華月は、常に純粋さを失わないままオトナになりたいと願っていました。流されない自分というも のをしっかりと持ち、自己を確立することの大切さを訴えていました。差別やイジメに対しては、 本気で怒っていました。
そして、それらのメッセージには多くの場合、自分自身の実体験、自分自身の苦悩や孤独が投影さ れていました。
自分の中にある全てを吐き出すその創作スタイルは言わば両刃<もろは>の剣<つるぎ>のようなもので、 セラピー的な側面を持つ一方で、過度の消耗と精神的ストレスを引き起こしていたのではないかと 思います。きっとその消耗度は僕らが想像していた以上に大きかったのでしょう。

君は「曲は10年後に聴いてもカッコいいと思えるものを作ろうと思ってます」と言っていたけれ ど、それだけの魅力はあるから大丈夫だよ。僕らはこの先もRaphaelの音楽を聴き続け、次の世代 にこの魅力を伝えていくつもりです。 本当にありがとう、華月。これからも君の残した音楽と一緒なのだからサヨナラは言いません。こ れからもよろしく。

最後に・・・・・。
きっとみんなの歌声を聞けば、Raphaelが生まれたように華月は天国で新たな第一歩を踏み出せる と思います。
みんなで「lost graduation」を歌ってあげましょう。

ソニー・マガジンズ 『UV』編集部  渡部 淳

 

ラジオの収録である日、華月が「昨日徹夜で作ったこの曲をかけてほしい!」 と1枚のCDRをちょっと興奮しながら差し出した。それはRaphaelのあるファンが急に亡くなって、その女 の子に向けて作った「雪の人形」と言う曲でした。その時、「華月は誰よりもファンのみんなを大切にして いるんだな」と私は思いました。
またいつかそんなラジオを一緒にやりましょう。
ありがとう華月。安らかに眠ってください。

Raphaelの聖天使学院 高橋秀二

 

10月28日、日曜日、
私達の番組宛てに
Raphaelから元気すぎるメッセージが届きました。
それは、久々の「メンバー全員コメント」。
みんな、とても喜びました。
これが、華月くんの、この世で最期の言葉になるとも知らずに・・・・

思い起こせば、2年前、番組のイベントライブに出演、
そのまま、深夜の生放送に出演してもらったところから始まった
彼らとの交流。
あの日、番組中、叫びすぎて疲れ果て、寝てしまった華月くんの姿を
つい、この間のことの様に感じます。
そして、毎回、インタビューする度に、成長していく彼らを見て、
「いつも素直でいようをする姿」が、とても羨ましかった。
そこには、超えていかなければならない壁が、山程あるけど、
「僕達には、僕らを理解してくれるファンのみんながいるから」
と、いつも口にしながら、一生懸命、人生を歩んでいました。

多分、彼らの気持ちは、これからも変わらないでしょう。
勿論、本当の天使になった華月君も。
だから、私達も、ずーっと、Raphaelと共に歩んでいきましょうね。

ZIP FM「エクストリーム ジー ポップ」
ミュージックナビゲーター  間宮 優希

 

私達は、ステージの上でのあなたにしか会う事ができませんでした。
でも、ずーっとお付き合いしているほど、あなたのことを身近に感じていました。
それは、YUKI、YUKITO、HIRO、
岩手出身のマネージャー・岩手の貴公子“今ちゃん”をはじめ、
あなたと一緒にいる人達から、
あなたの事をたくさん聞いていたからです。
東京生まれで東京育ちのあなたが、
岩手の事をものすごーく田舎だと思っていたこと、
盛岡の焼肉屋「食道園」で、とき卵をつけて食べる焼肉を
ぜひ食べてみたいと思っていたこと、
何時間も好き放題あばれられる私達の番組に興味を持っていたこと、
「Evergreen」が、夏の高校野球の中継テーマ曲に選ばれたことを聞いて、「すげー」って言ってい たことも、
全部聞いていました。

私達のカレンダーには、あさって21日の欄に、「華月」って書いてあります。
それは、あなたと岩手が出遭う日です。
このメッセージが届いているのなら、約束どおり、あさって、
天使の羽をつけて、岩手に遊びに来てください。
あなたは、岩手の季節を、空を、草木を、そして人を、
必ず気に入ってくれるはずです。
岩手のRaphael達は、いつでも待ってるよ。

IBC岩手放送ラジオ「シャッフルビートF」パーソナリティー
大澤 幹朗
鎌田 理奈

 

 10月30日、前日の取材のとき、あんなに元気だったのに・・・。
 次、アルバム出すときはぜひ表紙で出てほしかったです。そのときの華月くんの喜ぶ顔が 見たかったのにね。今まで、本当にありがとう。お疲れ様でした。
あ、ソロ・プロジェクト、結構かっこよかったよ!

心より、ご冥福をお祈りします。

バンドやろうぜ 吉田 幸司

 
華月へ

今は多くは語れません。
今はこの現実を受けとめるだけで
精一杯です。
今はただ安らかに休んで下さい。
カヅキと過ごした時間、生涯忘れません。
今までありがとう。

ラムール 紺

 
華月へ

長かった様で短かった一年間ありがとう。 人をうらやましいと思わないオレが唯一うらやましいと思ったお前を亡くした事はとても残念だ。 お前が出来なかった事、やり残した事は、オレがSでやってやる。心配するな !!短いけれど一言。 “本当に有難う”。そしてこれからも宜しくお願いします。

S ギター 遊汝(ゆな)より

 
華月へ

今日はそっち行けなくてゴメンね。
君と一緒のステージに立つことができなくて、本当に、本当に残念でなりません。 何だか言葉が見つからないけど、今はゆっくり休んで下さい。
おやすみ華月・・・

追伸 華月にもらったブーツ、大切にはいてるよ!

百合十字団 ギター、マスクこと梶原健生

 
華月へ

華月と初めて会ったのは、とあるライブハウスだった。
あれからまだ2年くらいしかたっていない。
でもすごいいっぱい思い出がある。一緒によく遊んだこと、二人でよくライブを見に行ったこと、 ぼくらのライブに出てくれたこと、二人でライブをやったこと、そして・・・・
百合十字団を結成したこと・・・・・。
よく二人でこんなバンドやりたいよねって話してたのが結成された時、すごくうれしかった。ライブ すごい楽しみだった・・・・・。
華月のいる百合十字団はもういないけど、華月の意志の入っている百合十字団はまだいる。 だから何かの形でぜったいに形にしたいです。 最後に見た百合十字の服を着た華月が、ぼくの中で一番かっこいい華月です。 それを着たまま天国へ行っちゃったから、二度と見れないけど、 一番かっこよかったです。
言葉にするのはすごく苦手だけど、今までほんとうにありがとう
いつもだれよりも心配してくれててありがとう。
今度はぼくがいっぱい会いに行くから安心して。

百合十字団 ベース クルト

 

 今日僕は、ここに掲載されている方々のメッセージを、マイクを通して読み上げる仕事を任されました。 こんな形で、華月くんやRaphaelに力を貸すことができて、とても光栄に思っています。
 式が始まる前、マイクを前にして、めずらしく体が震えました。寒かったせいかもしれないし、 緊張したのかもしれない。とにかく、原稿に書かれた文字を目で追いながら、ひたすら淡々と読む ことだけに集中しようとしました。ちょっとでも、言葉に込められた感情を意識したら、途端にそ れ以上喋れなくなってしまいそうだったのです。恥ずかしいけど、やっぱり駄目でした。みんなの 気持ちは、暖かすぎて。
 華月くん。君に贈る言葉は、やっぱり今でも見つからないままだよ。君がいなくなったという現実 を、もっと冷静に直視できるようになったら、手紙でも書こうと思う。その時は、ちゃんと読んでくれよな。

NACK5 BEAT SHUFFLE
FM802 ROCK VISION 802
DJ 浅井博章

 

<2000年11月19日 日比谷野外音楽堂、当日の御紹介順>  

※ この枠の外がオリジナルのページです ※

お別れ会「当日の模様」の画像は見つからなかったので、本来はあったリンクは外してあります。
オリジナルURL: http://www.forlife.co.jp/raphael/ (現在はこのページは残っていません)