2013/3/9 - SAICO(鈴木彩子)@下北沢440

 今日はSAICO(鈴木彩子)さんのライブに行ってきました。いつも行ってるV系とは全然毛色も違うし、そもそも彩子を知ってる人なんてほとんどいないと思いますので、今日のレポはあまり万人向けに書くつもりはないです。彩子ファンの人が1人でもいいので読んでくれればいいかなと。


 こないだもちょっと書きましたが、できればワンマンで観たかったんですが、今回は爆裂スーパーファンタジーのデータ化作業をしてたせいでライブ観たくなったのと、彩子のライブ自体が1年ぶりだということで、2マンイベントでしたが行ってきました。

 チケットを早めに買ったので番号が良く、かなり前のほうで観れました。しかし、小箱自体ほとんど行ったことありませんが、イス席で全席自由のライブは本当に初めてです。しかも周りの人はみんな常連同士で知り合いらしく、蟹めんまさんのマンガで読んだ、常連しかいないアマバンのライブに初めて行った中学生みたいな気分になりました。この空気は辛いです。

 しかし近くで見てあらためて思いましたが、彩子さんは全然年取らないですねえ。とても40とは思えない。


 曲数も少ないので全曲並べていきますが、1曲目が「月光」、長いことやってないオリジナルのほうの月光ではもちろんなく、アルバム「Numb」でカバーしているHi-5のほうの「月光」です。彩子の生声を聴くのは久しぶりなので、それだけでちょっと感動してしまいましたが、ライブを終えてから振り返ると最初はやっぱりちょっと声が出てなかったですね。

 今回のライブはそのHi-5のギタリスト・てっぺいやんさんのアコギと歌だけというアコースティックスタイルでした。最近のライブはいつもこのスタイルみたいですね。

 次が「渇いた目だね」、「Numb」からのナンバーが続きます。僕はビクター時代の音源は全て聴いていますが、DAIPRO-Xになってからはちょっと方向がおかしくなっていたのであまり聴いてなくて、インディーズになってからはそもそも音源の情報すら入ってこなくなっていたので実は全然聴いてませんでした。でもこの「Numb」だけは最近聴くことができたので、なんとかこのあたりの曲はわかりました。ちゃんと予習してきてよかったです。

 そして「BACK STREETが俺を愛してる」2011年以降のセットリストはつい先日調べたばかりで、最近のライブではメジャー時代の曲を1曲か2曲は演っていることはわかっていたので今日は1曲でも懐かしい曲が聴けたらいいなと思っていたのですが、まさかの「BORO BORO」からの選曲で超うれしかったです。このアルバムが彼女の作品では一番売れた(オリコン10位)んですが、僕もこのアルバムが一番好きなので、このチョイスは最高でした。この曲だけ彩子もギターを弾いていて、若干トチったような気もしましたが(笑)、でも彩子のギターが聴けたというだけでとりあえずは満足です。

 本人も「すごく久しぶりに歌いました」と言っていたので、ライブでやること自体めったにない曲だったのかもしれません。いや、昔のセットリストは知りませんけど。

 4曲目、大好きな友達の歌です、という紹介で川村カオリの「ZOO」。川村カオリは聴いたことありませんが、この曲は有名なのでさすがに知っていました。この曲は彩子も力の入りようが違いましたね。このあたりから声が良くなってきたような気がします。

 5曲目はSIONが書いた「紅」。これは歌詞が痛い(痛々しいという意味ではなく)ですね・・・。彩子が歌うのにすごく合っていると思います。

 そして「光」、この音源聴きたいんですが、もうどうやっても手に入らないんでしょうか。CDはもう売られていないし、YouTubeにもないし、ヤフオクにも全然出ていません。この曲含めてはやくアルバム出してくれないかなあ。

 次が、みんな知ってると思うので歌ってください、という曲紹介から「あの素晴しい愛をもう一度」。カバーですが、メジャー時代の曲です。彩子が歌うこの歌は大好きです。オリジナルよりパワーがありますよね。

 ラストは「ループ」。DAIPRO-X時代の曲なので、メジャー時代の曲を全部で3曲もやったということになります。久しぶりに来た僕としてはこのセットリストは嬉しかったです。ずっと座って歌っていましたが、この曲は立ち上がっての熱唱でした。立って歌うとやっぱりオーラが違います。アコースティックの彩子もいいんですが、もう一度バンドスタイルでライブを観てみたいです。

 曲もさることながら、MCの雰囲気が昔のままだったのが、もうそれだけでじーんとしました。ラジオでの空気感のままの喋りで、ああ彩子のライブだなあ、と感慨深かったです。

 MCの中身は、今日のライブでは彩子が育てて自分で仕分けした(笑)という唐辛子の種が一人5粒おみやげとして配られたんですが、その作業をした手で体に触ったらヒリヒリするのが大変でそれが3日間抜けなかったという話とか、TSUNTAとは初対面だと思っていたのが20年前にパワステで会っていた話とか、そんな感じでした。まあ内容としてはうまく膨らませればそれなりに面白くなる話だったと思いますが、いかんせん彩子のトークではそれは無理というものです。新田社長の「何が言いたいねん!」のサンプリングが聞こえてきそうでした。

 あ、あと5月にライブやる予定だという告知もありました。またイベントだったらちょっと考えてしまいますが、ワンマンだったらよほどのことがない限り行きたいと思います。

 最後、引っ込もうとして楽譜とかギターとか全部持っていこうとしたんですがなかなか持てず、帰るタイミングを逃してアンコールがかかってしまったのが逆に笑ってしまいました。弾き語りで「青葉城恋唄」を歌おうとしたんですが、「キーが低すぎましたね(笑)」ということで8小節くらい歌ってやめてしまいました。この微妙な空気がまた彩子らしくて良かったです。ていうか僕の中ではもう何をやっても良くなっていました。ただ好きなアーティストというだけではなく、思い出補正込みだと何をやっても許せてしまいます。



 で、一応2マンなので、今回のイベントの主催側であるTSUNTAの出番がそのあとにありました。しかし僕の周り(つまりステージ前ごっそり)はみんな彩子ファンだったので、これはやりにくかったでしょうね。そんなことを感じさせないパワフルなステージでしたけども。

 演奏はピアノの弾き語りとトランペットのみというシンプルな構成で、曲のほうは楽器パートはすごくジャジーなんですが歌は全然違いました。しゃべるように歌うこういうスタイル?ジャンル?は何ていうんでしょうね。ラップでもないし。ブルースでいいんでしょうか。斉藤和義の「ベリーベリーストロング」みたいに、音の高低はあってもメロディーがなく、ひたすら言葉を載せていくこういう曲、好きなんですがこればかりだときついです。

 歌詞もメッセージ色が強くて重ためだったので、これだけ聴き続けていたらすごく暗い気持ちになってしまうなと思いました。イベントで出てきて2,3曲聴くなら全然ありなんですが、これをワンマンで2時間聴いたら超ブルーになりそうです。

 良かった曲がたまたまタイトルを言ってくれたので覚えていますが、「ピンク色のクジラ」と「片目のライオン」。どちらも悲しい歌で、でもだからこそ印象に残っているんだと思います。すごくよかったんですが、これ系をずっと聴くというのはちょっと(笑)

 そうそう、今日の会場はステージ脇にトイレと楽屋の入口があって、僕はちょうどそこがよく見える席にいました。それはいいんですが、TSUNTAのライブ中にてっぺいやんさんがちょいちょいドリンク取りに出てきたりトイレ行ったりするのがものすごく気になりました。特にドリンクカウンターは客席にあるので、対バンが演奏中なのに客席に出てきて酒もらってまた楽屋に帰るというとんでもない状況になっていました。これはまずいでしょ。


 アンコールではTSUNTAが自分の曲を1曲やって、再び彩子とてっぺいやんを呼び込み、トランペットの人と4人で「見上げてごらん夜の星を」をセッションして終わりました。セッションはいいですね〜。イベントの醍醐味はこれだと思います。最後にセッションしないイベントも結構ありますが、せっかくなのでいつもやってほしいですね。曲は出演者の誰かの持ち歌でなくても、スタンダードナンバーでいいので。


 そして最後の最後、全部終わったらそのまま楽屋から彩子さんとてっぺいやんさんが荷物持って出てきて、さすが小箱だと思いました。彩子さんは出口に向かいながら常連とちょこちょこ会話していたので、生まれて初めて僕も終演後のアーティストと会話してしまいました。決して出待ちしたわけではありませんよ!

 しかし、緊張のあまりものすごく挙動不審になってしまい、いま限りなくどん底に近いブルーな気持ちでこの記事を書いています。ちゃんと目を合わせて会話していたかどうかすら覚えていません。開演前は常連客がぷんぷんキモオタ感を出していたのを心の中でpgrしていたのに、一瞬で同類になってしまいました。泣きたい。本当に泣きたい。でも爆裂のころから聴いてました、ということは伝えられたので良かったし、握手してくれた彩子さんに感謝します。


 さて最初にも少し書きましたが、次のライブは予定では5月だそうです。行けたらいいなあ。
 今日のセットリストはこちらです。

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