2012/12/23 - Princess Princess

 クリスマスにかかる連休はいろんなところでいろんなライブが開催されてますが、僕はプリプリ@東京ドームに行ってきました。

 24日だったら、3時から東京ドームでプリプリを観た後、6時から武道館でALFEEも観るということが可能でしたが、いろいろ都合でそれはできませんでした。残念。



 1日だけならまだしも2Daysなんていくらなんでも無謀すぎると思っていましたが、入ってびっくり、ぎっしり埋まっていました。2階席両端は使っていませんでしたが、これくらいの空きはよくあることなので、埋まったといってもいいと思います。とはいえチケがダブついていたことは事実で、実際当日券もありましたし、ヤフオクでの相場はたいへんお得な感じになってはいましたが。

 ライブ中のMCでも言っていましたが、客入りは45,000人だそうで、まったく十分だと思います。しかし本当によく入りましたね。

 ライブのほうは、まずセットリストの点では武道館をアレンジしたレベルでした。まあそんなに曲を入れ替えるほど練習できたわけでもないでしょうから、基本パターンが同じというのはしょうがないと思います。それでも1曲目とラストは武道館と変えてきていたので、それだけでも印象は違いました。

 今回はセンターステージがあり、本編中盤で3曲ほど使われました。バンド編成でセンターステージを使うライブは時々ありますが、それでも今まで観たライブはメインステージを縮小したような配置で行われるところ、今回は全員が中央を向いて輪になって演奏していました。これは珍しいですね。

 そういう配置にした理由について、再結成を決めたときに小さいスタジオで練習していた雰囲気を出したかったと言っていましたが、すべての客に尻を向けて演奏するというのはあまり見ない例だと思いました。

 また、そのセンターステージまで花道が伸びていたんですが、花道は途中までしかなく、センターステージに渡るときだけ空気で膨らませるタイプの橋が架けられていました。花道がアリーナ最後方まで伸びていて客席を分断するような配置の場合、開演までは客の通路として使うために花道の一部を外し、本番中に使うときだけ設置するということはよくありますが、今回は別に客席は分断されていませんでした。客を通す必要もないはずなので、なぜ橋を常設していなかったのかはなはだ疑問です。



 あえて理由を考えると、橋を渡るときに奥居さんが「まずきょんちゃん渡ってみてよ!きょんちゃんが大丈夫ならみんな大丈夫だから」という強烈なディスりをかましていたんですが、それを言うためというくらいでしょうか。ひどい。

 そのきょんちゃんも、武道館のときはだいぶキツそうに叩いていましたが、今日はそれほどでもありませんでした。体力が戻ってきたんでしょうか。しかし、同じくらいの体型でつい先日ZEPP TOURを完走したヤクザ風のドラマーの方もいらっしゃいますし、やればできるもんですね。

 そうそう、ライブとは関係ありませんが、東京ドームの外の柱にメンバーのでっかい写真が貼ってありました。ここまでするのはあまり見かけませんね。





 プリプリの活動は年末の紅白歌合戦で終わりということで、僕が生で見れる機会はこれで最後です。しかし、以前も書きましたが、本来なら絶対見られなかったプリプリが生で見れたということはとてもよかったです。

 東京ドームでのコンサートは、女性のみのグループとしてはSPEED、Perfume、AKB48に続いて4組目ですが、ガールズバンドとしては史上初です。プリプリはWikipediaにも「商業的に最も成功したガールズバンド」と書かれていますが、ライブ動員の面でもこれで間違いなくトップに立ったことになります。

 すくなくとも今のシーンでは後に続けそうなガールズバンドも見当たりませんし、やはり伝説のバンドであることは間違いありませんね。

 セットリストはこちらです。