最終改訂:2016/12/25
(微修正:2018/07/31)
作成:2004/03/02
首都圏有数のアリーナ会場であるさいたまスーパーアリーナ。その収容人数は1万人を越える。通称は「たまアリ」または「さいアリ」。WEB上では「SSA」と略されることも多い。
キャパ的には横浜アリーナ、代々木第一体育館と同ランク(といってもこれらの会場よりは多い)なので、アリーナツアーの場合の首都圏公演はこれら3会場か日本武道館のうちのどれか、または複数会場での公演となることが多い。
さいたまスーパーアリーナの最寄り駅はさいたま新都心駅である。使える路線は高崎線、宇都宮線、京浜東北線の三路線。東京・神奈川方面から来る場合、上野東京ラインが使えるので非常に便利。埼京線は通っていないが、北与野駅からなら歩ける距離である。
新宿駅 → 埼京線で赤羽まで行き、宇都宮線に乗り換えて2駅。乗車時間は26分だが、乗り換えに手間取るともっとかかる。
上野駅 → 宇都宮・高崎線で4駅、乗り換えなし。乗車時間22分。これが一番楽かも。
大宮駅 → 京浜東北線または根岸線快速で1駅。所要時間2分。
また、北与野駅を使う場合は下記の通り。
新宿駅 → 埼京線で14駅、乗車時間35分。乗り換え無しなので楽だが、駅からちょっと歩く。山手線の左半分から行くならこちらの方法も選択肢に入れてよいだろう。
大宮駅 → 埼京線で1駅。というか隣の駅。大宮からならわざわざ埼京線をつかわなくても、京浜東北線でさいたま新都心駅に向かえばよいだろう。
どの方法を使うにしても、乗り換えは事前に確認しておくほうがよいだろう。
さいたま新都心駅についたら、出口はひとつしかない。出口を出て左手に歩けば、すぐ会場なので迷うことはないだろう。車で行く場合は駐車場があるようだ。詳しくは会場に問い合わせてほしい。
スーパーアリーナの前に広がるけやきひろばの手前にコンビニとロイヤルホストがある。また、1階部分に降りればローソンがあるので食料が買えるし、軽食程度なら食べることもできる。詳細は公式サイトを参照してほしい。
また、さいたま新都心駅を出て会場と反対の右側に出ればコクーンシティという巨大ショッピングモールがあるので、買い物や時間つぶしに困ることはまずない。それ以外にもデニーズやマクドナルドもある。また、居酒屋も5時には開くので、開演が遅いコンサートであれば一杯飲んでから参加することもできるだろう。
飲食店を調べる → ぐるなび ホットペッパー 食べログでさいたま新都心駅周辺を調べる
この会場には大きな特徴が二つある。一つは、座席の階層の呼び名が特殊で「階」ではなく「レベル」と呼ぶということである。アリーナは分かると思うが、いわゆる1階スタンド席が200レベルとなり、その上が300レベル、400レベル、500レベルと続く。ちょっと変わっているので慣れないとなんだかよく分からないかもしれない。
もう一つはスタンド席が可動式だということである。スタンド席を移動させることにより、3万人以上を収容できるスタジアムモード、1〜2万人程度のアリーナモード、アリーナモードを区切って6千人ほどを収容するホールモードの3つのモードを使い分けることができる。ほとんどのコンサートはアリーナモードで行われるが、人気アーティストの公演だとスタジアムモードが使われる場合もある。なお、ホールモードのコンサートは過去にもほとんど例がないので、本ページでは言及しない。
どのモードを使うかはさいたまスーパーアリーナの公式サイトのスケジュールに出ているので、座席を調べる前提知識として確認しておく必要がある。
◆ ◆ ◆
アリーナモード・スタジアムモードは、それぞれにステージの位置によって「エンドステージ1」「エンドステージ2」「センターステージ」の3パターンがあるが、コンサートでセンターステージが使われることはあまりなく、エンドステージ1か2での公演がほとんどである。
前述の公式サイトにステージ位置まで書いてあれば確実なのだが、書かれていないことも多いので、その場合はヤフオク等に出回っているチケットから判断するしかない。
なお、アリーナモードの場合は「エンドステージ2」が、スタジアムモードの場合は「エンドステージ1」がよく使われる。以下は各パターンのだいたいのステージ位置である。
◆ ◆ ◆
この会場は席を指定する要素が多いため、大規模な会場のライヴに慣れていないと、チケットに書かれたいろいろな数字の意味が分からない可能性がある。
チケットを見ても自分の座席がどこなのかよく分からないという方のために、チケットの読み方を別ページで解説してみたので参考にしていただきたい。そのような心配のない方は見る必要はないだろう。
さいたまスーパーアリーナには、上でも書いた通りアリーナ、200レベル、300レベル、400レベル、500レベルの5種類の席種があり、アリーナ以外の200〜500レベルがいわゆるスタンド席となる。
スタンド席のレベルの数字はそのまま階を表している。200レベルが一番低く、500レベルが最も上である。以下の図を参照いただくとわかりやすいだろう。
◆ ◆ ◆
さいたまスーパーアリーナの入場口(「ゲート」と呼ぶ)は、席種によって分けられていることが多い。席種とゲートの関係は、
アリーナ → Wゲート
200・300レベル → Aゲート(、Bゲート)
400・500レベル → Nゲート
となるが、通常はチケットに記載されているのでそれを見ればよいだろう。各ゲートのおおよその位置は下図のとおり。
Aゲート、Bゲートは駅から会場に向かって歩いていけばまっすぐ着けるが、Nゲートは地図だと裏から回ればすぐ入れるように見えるのだが、実際にはAゲート・Bゲートの横から会場の外通路を通っていかないとたどり着けない。
また、Wゲートは一度けやきひろばから地上に下りなければならない。
ゲートの位置はなかなか分かりにくいが、通常は会場前に下のような案内が出ている。現地についたらこの案内に従って行動すれば迷うことはないだろう。
ただ、開演時間が迫ると、チケットの記載に関係なく全席Aゲートからの入場になることがあるので、注意してほしい。その場合、逆サイドの席だと席までたどり着くのに10分くらいかかることもざらなので、特にこの会場ではあまりギリギリに会場に入るのはよくない。
また、Aゲートは200レベルの高さにあるので、それ以外のレベルだと階段の乗降が必要だが、これもまた時間がかかる要因のひとつになる。関東近郊のアリーナクラスの会場では入り口から座席まで最も時間が掛かる会場だと思う。入り口から最も遠い席だと東京ドームより時間がかかることもある。
以下、アリーナモードとスタジアムモードに分けて座席を解説する。
持ち込みが可能なので、中で買うべきではない。ただ、ペットボトルが持ち込めない時がある(特にアリーナレベル)ので、パック飲料にしておいたほうが良いかもしれない。
会場内に自販機はないが、売店が通路の各所に設置されている。しかしもの凄く高いうえ、開演してしばらくすると閉まってしまうので、中での買い物をあてにするのはあまりおすすめしない。食べ物は通常の価格+100円くらいなので、まだ妥協できるとしても、ペットボトルはどの店も一律300円(2016年12月現在)と非常に割高なので、少なくとも飲み物だけは必ず外で買ってくるべきである。
売店は、キヨスク的な店だけでなく、ロッテリアやケンタッキーも入っている。ただし必ず営業しているとは限らないのでご注意いただきたい。
電波はあまりよくない。席によっては圏外になるだろう。
場外で販売することがほとんどなので、チケットがなくても買うことができる。また、開場後は場内でも販売されていることもある。
館内の男子トイレを一部女子トイレとして使うことが多いが、それでも足りない。女子トイレは長蛇の列になることがほとんど。
開演前やアンコールの時にトイレに行くのはかなり難しいので、開演中に行くか、あるいは入場前に外のトイレで済ませておくべき。
会場内およびけやきひろばに若干の数(各数十個)があるが、キャパに比べれば極端に少ない。持ち込むにも座席間隔が比較的狭い会場なので、大きい荷物はできるだけ持ってこないほうがよいだろう。
駅のコインロッカーについてはコインロッカーサーチが詳しいので参考にしていただきたい。
さいたまアリーナは規制退場になることはめったにない。座席ごとにそれぞれ出口に向かって欲しい。
出口は後方の左右に一つずつ設けられる。早めに出ないと詰まってしまうだろう。
なお、200レベルとの間の柵を外し、200レベルの座席を経由して外に出られる場合もある。この場合、207扉(開いてなければ208扉)から出るともっとも出口に近いので楽である。
通路を通ってAゲートかBゲートから出ることになるだろう。通路が比較的広いので、それほどは混まないと思う。
出口はNゲートがメインになるが、会場内通路・出口を出てからの外の通路共に非常に狭い。ここはどうしようもないので、ゆっくり出るしかないだろう。
客席数 |
スタジアム(エンドステージ1):30,000席 スタジアム(エンドステージ2):30,000席 アリーナ(エンドステージ1):12,500席 アリーナ(エンドステージ2):16,000席 ホール:6,499席(上段 2,068席、下段 3,739席、ラムダ 692席) |
---|---|
所在地 | 埼玉県さいたま市中央区新都心8 |
電話 | 048-600-3001 |
オフィシャルサイト | http://www.saitama-arena.co.jp/ |