日本武道館 [4/4] -2階席解説


最終更新:2015/10/22

 このページは、日本武道館の2階席だけの解説です。
 初めて武道館に行かれるという方は、最初から解説をお読みいただくことをお勧めします。
 なお、上記の最終更新日は本ページの最終更新日です。武道館の解説全体の最終更新日ではありませんのでご承知おきください。
<広告>

6.1 日本武道館座席解説:2階席総論

 武道館の3つの階の中でもっとも多くの人が入れるのは2階席であり、もっとも手に入れやすい席でもある。かくいう私もほとんどいつも2階席である。

 まず全体の座席図だが、一般的には以下のようになる。2階席は座席固定なので、この配置から変わることはない。
 実際に座席からステージがどのように見えるかのイメージとあわせて利用いただければと思う。


 武道館の公演では、ステージ両側にスクリーンがある時とない時がある。スクリーンがあれば2階の遠い席でもアーティストが見えるが、スクリーンがないと席によっては双眼鏡が必要だろう。スクリーンの有無は当日会場に入ってみないと分からない。
 武道館は円形の会場なので、極端に席から遠く豆粒ほどにしかみえないということはないと思われるが、アーティストの表情まではさすがに分からないので、席が遠い人は双眼鏡の用意をしておいたほうが良いだろう。
 また、写真を見てもらえばわかるが、2階席はかなりの急勾配である。人によってはちょっと怖いかもしれない。まあ、ライブが始まってしまえば全員立ち上がるので、そんなに気にならないが。

 実際の座席は下の通り。スタンドは全方角ともこの配置になる。ただし、後でもまた述べるが、東スタンドと西スタンドはB列から始まる。したがって一番前のブロックはB列〜F列となる。なお、特に解説を加えたい列は後で改めて言及する。


2階席の実際の座席。

6.2 2階席各論:方角別解説

(a) 南スタンド

 ステージの正面である。ステージの全てが見渡せる、2階席の中ではもっとも良い席といえるだろう。 欠点があるとすれば、南スタンドの上に照明席が天井からぶら下がる形でついているため、スタンドの後ろのほうになると若干視界の上方に入り気になる程度か。


スタンドの上にでっぱっているのが照明席。

 上の写真を見てもらえばわかると思うが、スタンドはけっこう急な勾配がついているので上に行くほど照明席が気になるかもしれない。
 眺めはこのとおり良いが、後ろのほうだと視界上方に照明席が入ってくる。まあ、ステージはしっかり見えるので問題はないが、セットの上の方は見えないという欠点はある。中盤より前の席ならば問題ない。


南スタンド最後列のほぼ中央から撮影。
上の白い壁は照明席。2004年4月24日。

(b) 南西・南東スタンド

 ステージの斜め前に位置する。それぞれ少しステージの左右深いところが見切れるかもしれないが、ほぼ全体を見られるので南と同様に良席といえるだろう。
 眺めもこのとおり。まあ問題はないだろう。


南西スタンド最後列のほぼ中央から撮影。
2003年12月22日。

南東スタンド最後列のほぼ中央から撮影。
同じく2003年12月22日。

 ただし、上の方にある写真を見てもらえばわかると思うが、2階の後ろのほうには柱がある。この柱ギリギリの席になってしまうと・・・ この有様である。


南西スタンドX列1番の席から撮影。2003年12月29日。

 視界のほとんどを柱が遮り、ステージの右のほうが少し見える程度である。南東X列60番やその周辺も条件は同じである。 この写真は通路から撮ったのではない。座席で撮影したのである。ちょっとこの席は勘弁してもらいたい。 通常は販売しない席だが、売れ具合によってかなりギリギリのところまで販売することがある。 ここになってしまったらよほど運が悪かったと思うしかない。

(c) 東・西スタンド

 ステージを左右から見る形になる。セット次第ではステージの深いところは見切れる。自分に近い側のメンバーも見切れてしまうかもしれない。基本的には悪い席である。好きなメンバーが上手側(東スタンド側)、あるいは下手側(西スタンド側)であるとかいうような事情がない限り、オークションなどでもあえてこの席を選ぶことはないだろう。
 ただし、通常は花道はステージと同じ高さになるため、花道の先まで来ると2階席からは見えなくなるのも欠点である(1階席のところの写真参照)。


西スタンドから撮影。2004年2月3日。

東スタンドから撮影。2004年1月31日。

 また、先ほども少し書いたが、東と西はB列から始まる。だからどうというわけでもないが、B列を持っている人は2列目ではなく最前列になる。 これは、東西スタンドの前に電光掲示板があるのだが、これを設置するためにA列を撤去したのだと思われる。


南東スタンドと東スタンド境界の前方の様子。
東A列の位置に電光掲示板があるため、
東はB列から始まる。西スタンドも同様。

(d) 北西・北東スタンド

 開放されることはあまりないが、東〜西スタンドがいっぱいになれば追加席としてバックスタンド席の名前で開放されることがある。もちろん多数の動員が見込まれるライブであれば最初から売りに出されることもある。少し安めの価格設定がされ、席種も分けられるのが普通だが、時々席種が分けられておらず、値段差がない場合もある。そのような時にこの席にあたってしまったら残念であろうが諦めるしかない。
 この席は基本的にはアーティストの背中しか見えないが、ステージまでの距離は他のスタンドよりも近いため、アーティストを近くで見るという意味ではいい席と言えるかもしれない。また、1階席と違い、後ろ向きのスピーカーが設置されることも多い。そうであればスピーカーから後ろの壁までの距離が短くなり、他に比べれば比較的音が良い席といえる(もし後ろ向きスピーカーがなかった場合は音が非常に悪くなってしまうのだが)。


北東・北西スタンドを開放した場合。
ステージを後ろから見る形になる。2004年3月14日。

 また、過去にはリップスライムのライブでセンターステージを使った際には360度全てのスタンドが開放されたことがあるが、そのような場合にも開放されることになる。


北西スタンドから撮影。
2003年12月30日。

北東スタンドから撮影。
2004年12月25日。

(e) 北スタンド

 普通は開放されない。もし開放される場合はほとんどの場合あらかじめ公表される。基本的には北東・北西と似たようなもので、斜め後ろから見るか真後ろから見るかの違いだけである。


北スタンドからの眺め。
2004年12月25日。

北まで開放された場合。
特に1階席は真後ろで、距離はかなり近い。
2004年3月16日。

<広告>

6.3 2階席各論:列別解説

 続いて、特徴のある列について解説を加える。まずは先ほどの座席図をもう一度見て欲しい。

(a) A列

 2階最前列の座席。
 2階なんてどこでも豆粒だと思ったら大間違いである。東京ドームなどと違い武道館は会場が狭いため、2階最前列と2階最後列では体感距離は倍くらい違う。特にA列は障害物もなく、かなりの良席といえるだろう。

 最前列には柵が設置されているが、下の写真のとおりあまり高くないため、立ち上がってライブを見るのは危険な場合もあるので注意してほしい。


2階最前列。

(b) G列、N列

 ここは通路沿いの席になる。
 1階K列と同様、目の前を人が通過する。売れ行きが芳しくない興行の場合、この席を販売しないこともある。立って見るのならば非常に見やすいので良い席だが、座ってゆっくり見たい方にはお勧めできない。

 下の写真はN列前後のものだが、G列前後も全く同じ構造である。席の前に通路があるのが分かるだろう。
 また、2階の座席はG・N列以外は写真のP列の形をしている。背もたれが低く、座り心地が悪い。

 ただし、全ての方角のN列26〜35番あたりは目の前が出口になるので前に席がない。ここだけは座ったままでも見やすい。上の写真でいうと、左側に見えている出口の真上がN列26〜35番になる。

(c) H列、P列

 各ブロック最前列の座席。場所は上の写真を参照してほしい。
 最前列なのでもちろんかなり見やすい。しかも前に手すりがあり、ロックやビジュアル系のライブではヘッドバンギングもやりやすい。前が通路なので座って観ることもできるし、立って観ることもできる。個人的には一押しの席である。

(d) 立見席

 2階の最後列、X列の後ろの通路が立見席になる。
 立見とはいえ後ろにだれもいないため、X列で観るくらいならいっそ立見のほうが気が楽かもしれない。席との間に手すりがあって立って観るのが楽なため、立見が出ない公演の場合、X列の観客が後ろの通路に出て立ち見状態で観ていることも多い。ちなみに立ち見席は番号指定なので、好きな場所で見ることができるわけではない。
 それと、立ち見席はX列との段差がないため、自分の前に背の高い人が来るとステージが全然見えないことがある。そうなるとX列と立ち見席との間の手すりに乗ったり、通路後ろの手すりに乗ったりと苦労しながら観ることになる。いちおうそれは禁止なので、係員が時々回ってきて降りるよう注意されることもあるが、降りたら見えないので結局また上るしかない。上ったり下りたりと大変なうえ、そもそも安定していないので非常に疲れる。これはもう運としか言いようがないが、背の高い人の後ろにあたってしまうとかなり辛い。


2階最後方のX列と立見席。立見席は通常は通路である。
<広告>

このページに関連するページ


since 2011/9/30

お勧めコンテンツ